酒粕甘酒の効果効能・栄養は?いつから実感できる?米麹との違いも解説!
酒粕甘酒の効果を知っていますか?米麹甘酒との違いが気になりますよね。今回は、酒粕甘酒の効果・効能や栄養成分を米麹との違いを比較しながら、効果的な飲みとともにを紹介します。酒粕甘酒の美味しい飲み方や効果を実感できるのはいつからなのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
酒粕甘酒と米麹甘酒の効果に違いはある?
甘酒には酒粕甘酒と米麹甘酒の2種類がありますが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。まずここでは酒粕甘酒と米麹甘酒の効果・効能の違いについて詳しく解説します。
酒粕・米麹では期待される効果・効能が異なる
酒粕甘酒と米麹甘酒は、それぞれ酒粕と米麹が材料となっていますが、それぞれ期待される効果・効能が以下のように異なります。
【酒粕甘酒】
・ダイエット
・睡眠の改善
【米麹甘酒】
・美容
・疲労回復
酒粕は米を蒸し、水と麹を加えて発酵させて作るもろみを圧搾した後に残る固形物で、これをお湯などに溶かしたものが酒粕甘酒です。酒粕にはアルコール成分が含まれているのが特徴で、加熱することで若干アルコール成分は減少します。一方の米麹甘酒は蒸した米に米麹を加えて発酵させた飲み物で、酒粕甘酒と違ってアルコール成分は含まれていません。
このように酒粕甘酒と米麹甘酒とでは作り方や成分が異なることから、上記のように期待される効果も異なります。米麹甘酒は美容効果が見込める飲み物で、これはエルゴチオネインと呼ばれる強い抗酸化作用を持つ成分によるものです。この成分は、肌の老化の原因ともなる体の酸化を防ぐことで、若返り効果も期待できます。
ほか、米麹甘酒には体内に素早く吸収されてエネルギーに変換されるブドウ糖が多く含まれているため、疲労回復に効果的です。ブドウ糖は発酵の過程で麹菌がデンプンを分解する際に生じるもので、体に負担をかけずに吸収できることから病中病後の回復にも役立つでしょう。なお、酒粕甘酒の効果・効能についてはこの後の項で詳しく解説します。(※1、2)
(*酒粕と米麹の甘酒の違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
酒粕甘酒の栄養成分や効果・効能は?
酒粕を溶かして作る酒粕甘酒には、以下のような栄養素が含まれています。
・タンパク質
・炭水化物
・食物繊維
・ビタミンB2
・ビタミンB6
・葉酸
・パントテン酸
・カルシウム
・鉄
・亜鉛
・アミノ酸
このように酒粕甘酒にはタンパク質や炭水化物といった重要な栄養素のほかに、ビタミンやミネラルが豊富に含まれているのが特徴です。ここからは、酒粕甘酒の効果・効能について、栄養成分との関係性にも触れながら解説します。
①ダイエット効果
酒粕甘酒には、レジスタントプロテインと呼ばれるダイエット効果を持つタンパク質が含まれているのが特徴です。レジスタントプロテインは不溶性食物繊維と似た働きを持つ栄養素で、体内で余分な油を吸着し、体内への吸収を妨げることでダイエット効果を発揮します。(※3、4)
②アンチエイジング・美肌効果
酒粕甘酒はアンチエイジングや美肌にも効果が期待できますが、これは酒粕に含まれるビタミンB2やビタミンB6をはじめとしたビタミンB群の効果によるものです。ビタミンB群は皮膚の代謝を促進したり、肌のハリのもととなるコラーゲン生成を促進したりする働きがあるため、若々しい肌を保つことに役立ちます。
そのほかにも、肌の水分を保持してしっとりとした肌を作るセラミドも含まれているのが特徴です。また、腸内環境の悪化は肌荒れなどにつながりますが、酒粕甘酒は食物繊維を含んでいるため腸内環境の改善の面からも美容に効果を発揮します。
さらに酒粕甘酒は、育毛にも効果を発揮するので薄毛に悩んでいる人にもおすすめの飲み物です。これは酒粕に髪の毛のもととなるタンパク質や髪の生成を促すビタミンB群・パントテン酸など、増毛に効果的な栄養素が豊富なことが理由です。(※5、6、7、8、9、10)
③疲労回復効果
米麹甘酒には疲労回復効果があることは前述しましたが、実は酒粕甘酒にも疲労回復効果が期待でき、これには酒粕甘酒に豊富に含まれているビタミンB群が大きく関与しています。ビタミンB群は摂取した栄養素をスムーズにエネルギーに変換するサポートをしている栄養素で、疲労物質の代謝も促進しています。
さらに酒粕甘酒には微量のアルコールが含まれていますが、アルコールも血流を促進することで疲労回復を促すのが特徴です。