スギナ茶の効能がすごい？若返る？作り方〜副作用・毒性まで紹介！

スギナは道端に生えていることも多い植物ですが、それをお茶にしたスギナ茶が最近は話題となっているようです。このスギナ茶とは一体どのようなお茶なのでしょうか。

スギナはシダ植物の一種で、その姿が杉の葉に似ていることから杉菜を意味するスギナと名付けられたと言われています。スギナは花や種を作らずに胞子で増えるのが特徴で、春の訪れを知らせる植物でもあるつくしは、スギナの胞子を出す部分である胞子茎の部位です。

一方で一般的にスギナと呼ばれるのは地下にある栄養茎の部分で、この部分は冬の間も地中で生き続けて春になると胞子茎、すなわちつくしとなって地上に出てきます。このスギナの地下茎は非常に成長速度が速く、どのような環境でも育つことから農家の間では厄介者ともされており、別名地獄草と呼ばれることもあるそうです。

なお、つくしはつくだ煮などにして食べる人が多いですが、スギナも天ぷらなどにして食べることができます。

雑草として認識されることも多いスギナですが、実はスギナをお茶にしたスギナ茶は栄養価が高く、健康や美容に様々な効果・効能を持つと言われています。そこでここではスギナ茶の持つ効果や効能について、含まれる栄養にも触れながら解説します。

スギナは緑色をしている植物ですが、この色のもととなる葉緑素には利尿効果があり、以下のようなメリットが期待できます。

むくみは体内に余分な水分が溜まってしまうことで起きますが、スギナの葉緑素にはこの水分を排出させる効用があるため、むくみの解消に効果を発揮します。体がむくむと血行が悪くなり、冷えによる肩こりや肌のくすみなど健康にも美容にも悪影響を及ぼすので、むくみを感じた時にはスギナ茶を活用してみましょう。

また、膀胱炎は膀胱内に細菌が増殖することで起こるので、尿をしっかりと出して体外へ細菌を排出させることで回復が早まります。そのため、スギナ茶は利尿作用によって尿を増やして膀胱炎の改善にも役立つのが特徴です。

自律神経の乱れはめまいや不眠・動悸などのさまざまな健康上の不定愁訴の原因になりますが、スギナ茶には自律神経の整調作用もあるのが特徴です。これは神経機能を正常に保つ働きと細胞の機能を維持する働きを持つナトリウムや、神経や筋肉の正常な働きを維持するカリウムといったミネラル成分がスギナに豊富なためです。

自律神経の乱れはストレスなどによって起きやすいので、ストレスによる健康の問題を感じている人にもスギナ茶はおすすめです。（※1、2）

人間の体内では加齢に伴ってケイ素と呼ばれるミネラル成分が減少することで、白髪が増えたり歯が弱くなったりしますが、スギナ茶にはこれらの現象を抑制する効能があります。これはスギナにケイ素が豊富に含まれていることが理由で、摂取したケイ素は体内で毛や皮膚・骨・関節・血管・歯・爪などの構成成分となります。

さらにスギナには、丈夫な骨や歯を作る上で欠かせないミネラルであるカルシウムも豊富に含まれているのが特徴です。ほか、カルシウムは美しい髪を作る上でも大切な役割を持っているので、髪の美容を気にしている人にもスギナ茶はおすすめと言えるでしょう。（※3）