ポップコーンの栄養価と効能は?食物繊維が豊富?塩分・脂質など注意点も紹介!
【管理栄養士監修】ポップコーンに含まれる栄養素を知っていますか?映画館では必ず買う人もいるでしょう。今回は、ポップコーンの栄養成分・効能に加え、ダイエット中に食べられる方法も紹介します。〈塩分・脂質〉など食べ過ぎの注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ポップコーン | とうもろこし | |
カロリー | 484kcal | 92kcal |
タンパク質 | 10g | 4g |
糖質 | 50g | 14g |
食物繊維 | 9g | 3g |
脂質 | 23g | 2g |
ポップコーン・とうもろこしの100gあたりのカロリーや、基本的な栄養素は以上です。ポップコーンは油を使用するため、カロリーは高めのお菓子と言えるでしょう。とうもろこしと比べるとカロリーや糖質・脂質などが大きく上がってしまうので、カロリーなどが気になる際には注意したいお菓子です。
ポップコーンのカロリーや糖質・脂質をスナック類と比較
カロリー | 糖質 | 脂質 | |
チョコレート | 558kcal | 52g | 34g |
ポテトチップス | 554kcal | 51g | 35g |
ポップコーン | 484kcal | 50g | 23g |
ドーナツ | 375kcal | 52g | 15g |
チュロス | 373kcal | 55g | 12g |
100g当たりのポップコーンと、その他のスナック菓子のカロリーと糖質、脂質を表にしてみました。他のお菓子と比べると大きな差はありませんが、油で揚げたドーナツやチュロスよりもカロリーが高いので注意が必要です。
ただ、チョコレートやポテトチップスと比較すると少しカロリーは低めとなっています。脂質量もカロリー量とほぼ比例し、高くなっているので、参考にして下さい。
鈴木真美
管理栄養士
ここでは100g当たりの栄養価を表記していますが、実際100gのポップコーンというのはかなりの量です。一般的に売られているポップコーンが約50g位ですので2~3回に分けて食べたり、誰かとシェアしたりするとおやつとして丁度良いエネルギーが摂れそうですね。
ポップコーンをダイエット中に食べるには?
ダイエット中にポップコーンを食べるなら、できるだけヘルシーに食べたいものです。他のお菓子に比べて栄養面でも嬉しい効果のあるポップコーンなので、ダイエット中のおやつとして上手に付き合っていきましょう。
①植物油を使わずに作る
ポップコーンに油を入れる理由は、熱伝導率を上げて時短して作るためなので、油を使わずとも作ることが可能です。最初は物足りないですが、慣れれば美味しく食べられます。もし油を使う場合は、コレステロール値を下げる効能があるオレイン酸を多く含む、オリーブオイルを使うのがおすすめです。
②キャラメルなど高カロリーなフレーバーを避ける
塩に比べてキャラメルなどは高カロリーで、お店によってはMサイズで1000kcalを超えるものもあります。期間限定フレーバーなども高カロリーなものが多いため、太る原因となりやすいです。ダイエット中にポップコーンを食べるなら、誰かとシェアして食べるなどの工夫をしましょう。
③食べる時間に注意する
ポップコーンは食事の置き換えではなく、おやつとして食べましょう。脂肪を作ったり、酵素を作るための指令を出すタンパク質のBMAL−1は、夜に多く分泌されます。特に、深夜2時にBMAL−1の分泌量がピークを迎え、この時間に食べると太りやすくなるので、夜にポップコーンを食べるのは控えてください。
午後2時から3時頃は血糖値が上がりにくいく、BMAL−1の分泌も抑えられるのでポップコーンを食べるのにはお勧めの時間帯です。(※6)
ポップコーンは食べ過ぎ注意?理由は?
アメリカではヘルシースナックとして紹介されることも多いポップコーンでですが、食べ過ぎには注意しましょう。栄養豊富でも、ポップコーンを食べ過ぎてはいけない理由を紹介します。
①塩分・脂質の過剰摂取
スタンダードな塩味のポップコーンも塩分や脂質が高く、食べ過ぎればむくみや太る原因となります。むくみはそのまま放置するとセルライトの原因にもなるため、ダイエットの邪魔になります。