豆乳は肝臓に悪い?良い効果もある?他に悪い食べ物は何がある?

豆乳は肝臓に悪いのは本当でしょうか?大豆が原料の豆乳は、牛乳に比べると健康によいイメージがあります。今回は、豆乳が肝臓に悪い影響を与えるとされる理由や、豆乳以外の肝臓に悪い食べ物を紹介します。肝臓に良い食べ物も紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. 豆乳が肝臓に悪いって本当…?
  2. 豆乳が肝臓に悪いと言われる理由は?飲み過ぎNG?
  3. 豆乳のイソフラボンが女性の肝がんのリスクを高める可能性があるとされている
  4. ただし豆乳には肝機能を高める良い効果もある
  5. 大豆以外の肝臓に悪い食べ物の特徴についても知っておこう
  6. ①糖質の多い食べ物
  7. ②脂質の多い食べ物
  8. ③お酒
  9. 逆に肝臓に良い食べ物の特徴は?
  10. ①良質なタンパク質を含む食べ物
  11. ②食物繊維を含む食べ物
  12. コーヒー・お茶など肝臓に良い飲み物もある
  13. 豆乳は肝臓に悪い効果も良い効果もある

豆乳が肝臓に悪いって本当…?

牛乳よりヘルシーなイメージがある豆乳ですが、肝臓に悪いとの噂があるようです。健康や美容のために大豆が原料である豆乳を飲んでいるのに、肝臓に負担がかかるのでは意味がありません。ここでは豆乳が肝臓に悪いのは本当か否かについて、理由も交えて説明します。

豆乳が肝臓に悪いと言われる理由は?飲み過ぎNG?

適量の豆乳を毎日飲む分には、健康上の不利益を被ることはありません。大豆が原料である豆乳を飲み過ぎるとなぜ肝臓に負担がかかるのか、気になる人もいるでしょう。ここでは、豆乳が肝臓に悪いといわれる理由について説明します。

豆乳のイソフラボンが女性の肝がんのリスクを高める可能性があるとされている

これまで様々な研究が行われ、豆乳に含まれるイソフラボンと呼ばれる栄養成分に女性の肝がんのリスクを高める可能性があると指摘されています。

男性では、イソフラボン・大豆摂取量と肝がんの発生リスクに関連はみられませんでしたが、女性では、イソフラボン摂取量の最も多いグループの肝がんリスクは、ゲニステインで約3倍、ダイゼインで約4倍でした。統計学的有意ではありませんでしたが、大豆製品も、約2倍にリスクがあがりました。

そもそも肝がんの発生率は男性より女性の方が低く、その理由は女性ホルモンであるエストロゲンが予防に効果的であるとされています。しかしイソフラボンはエストロゲンに似ているため、豆乳を飲んで過剰摂取するとその働きが弱まってしまうのです。イソフラボンにはエストロゲンのように肝がんを予防する働きはないので、結果的に発症リスクがあがります。(※3)

ただし豆乳には肝機能を高める良い効果もある

一方で豆乳には、肝機能を高める良い効果もあることがわかっています。豆乳に含まれているレシチンと呼ばれる栄養成分には記憶力の向上や認知症予防のほか、肝臓の働きをサポートする効果があるのです。レシチンは大豆に含まれており、豆乳にすることで消化されやすくなるので、より健康効果が得やすくなります。(※4)

毎日飲みたい豆乳の効果と栄養

(*豆乳の栄養価や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

豆乳の栄養価や効能は?毎日飲んでOK?健康・美容に効果的な飲み方を紹介!

大豆以外の肝臓に悪い食べ物の特徴についても知っておこう

肝臓に悪い食べ物は豆乳だけではなく、摂り過ぎないように注意することで健康を守れます。1日の中で肝臓に悪いものを複数摂らないようにするためにも、覚えておくと安心です。ここでは肝臓に悪い食べ物を、具体例をあげて紹介します。

①糖質の多い食べ物

以下のように糖質が高い食べ物は、肝臓に悪いので注意が必要です。

・ご飯
・パン
・にんじん
・かぼちゃ
・バナナ

食べ物に含まれている糖質は肝臓で分解され、残ったものは脂肪として体に蓄積されます。つまり糖質を摂り過ぎると、肝臓に負担をかけてしまうのです。バナナは果糖を多く含んでいるものの、ビタミンB6の働きにより肝臓の脂質代謝を促すため脂肪肝の予防効果が期待できます。(※5)

関連する記事