妊婦・妊娠中のにんにくはNG?アヒージョや生で違う?吐き気などの懸念点も紹介!
妊婦(妊娠中)はにんにくを食べても大丈夫か知っていますか?今回は、妊婦(妊娠中)ににんにくを食べてもいいのかを食べる際の<食べ過ぎない>などの注意点や、<吐き気・胃もたれ>などの懸念点とともに紹介します。妊婦でも安心なにんにくの<アヒージョ>などのレシピや、<生・加熱>ごとのにんにくの適量も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
にんにくに含まれる主な栄養素は、以下の通りです。
・アリシン
・カロテン
・リン
・葉酸
・ビタミンB6
にんにくには滋養強壮のスタミナ食材として知られていますが、その作用を持つアリシンは免疫力の向上やがん予防も期待できる栄養素です。さらに血行促進の働きも持つため、冷え性や血栓、動脈硬化の予防にも役立ちます。カロテンは特ににんにくの芽に多く含まれ皮膚や粘膜の健康を支えてくれる作用を持ち、健康な肌を保つのに欠かせない栄養素と言えます。
また、リンは骨や歯を作るサポートする作用があり、1日当たり男性は約1,000mg、女性は約800mgの摂取が推奨されている栄養素です。また、葉酸は妊娠中の母体や胎児に嬉しい作用をたくさん持ち、ビタミンB6はエネルギーの代謝を助ける効果を持っています。
①妊婦に不足する葉酸を補給できる
葉酸とは胎児の育成をサポートしてくれる大切な役目を果たし、貧血予防の効果も期待できる栄養素の一つです。そのため、妊娠中の体に必要かつ不足しがちな葉酸を摂取するために、にんにくはとても役立ちます。
②ビタミンB6がつわりの症状を改善する
つわりは妊婦の50~80%に認められ、胃の不快感や体のだるさなど様々な体調不良を引き起こします。にんにくに含まれるビタミンB6はそのつわりの症状を軽減する効果が期待できるので、食べたいと思える場合には摂取するのが好ましいと言えます。
(*にんにくの栄養について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみて下さい。)
妊婦でも安心なにんにくのレシピを紹介!
上記で説明した食べる量や加熱法などが守られていて、妊娠中でも安心して食べられるにんにくのレシピを紹介します。いずれも食べ応えがあるレシピのため、参考にしてみてください。
①海老とブロッコリーのアヒージョ
先ほども紹介したアヒージョはしっかりと加熱され、他の食材と一緒に摂取することができるので妊娠中におすすめのレシピです。バランスの良い食事に役立つ緑黄色野菜や、タンパク質などと一緒に食べられるのもポイントです。
②鮭のにんにくバターソースがけ
鮭には妊娠中の体に嬉しい栄養素や、胎児の成長に必要なDHAやEPAなど多く含むのでその鮭とにんにくの組み合わせは相性が良くおすすめです。にんにくとバターの香りが食欲をそそり、妊娠中の不安定な食欲に対しても役立ちます。
③ガーリックシュリンプ
妊娠中は生の魚介類など避ける必要があるので、にんにくと一緒に十分に加熱された海老が食べられるガーリックシュリンプはおすすめです。使うにんにくの量も適度に抑えられ、満足感のある一品です。