妊婦のわかめは大丈夫?食べ過ぎが危険?摂取量はどれくらいまで?
妊婦が妊娠中にわかめを食べても大丈夫なのでしょうか? 今回は、妊婦や妊娠中にわかめを食べてもいいのかや、摂取量の目安がどのくらいかを紹介します。妊婦が妊娠中にわかめを食べ過ぎてしまった場合の対処法や、味噌汁などおすすめレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
妊娠中はわかめの食べ過ぎに気をつけた方が良いことがわかりました。わかめには、以下のような様々な栄養素が含まれています。
・食物繊維
・ミネラル
それではそれぞれの効能を見ていきましょう。
①食物繊維による便秘改善
わかめは食物繊維が豊富なので、便秘を改善させる効果が期待できます。妊娠中は便秘になりやすいものですが、わかめなどの食物繊維を摂ることが、便秘解消につながるのです。妊娠中の便秘に困っている方は是非、海藻類で食物繊維をしっかりと摂るようにしてみましょう。(※4)
②ミネラルによるむくみ解消
わかめにはカリウムやカルシウム、葉酸などのミネラルが多く含まれています。カリウムは、ナトリウムと一緒に体内の水分の量を保ったり、神経刺激を伝達したりする働きをしています。特にカリウムは、腎臓でナトリウムの排泄をしているので、妊娠中に悪化しやすいむくみを解消する働きをしてくれるのです。
わかめにはカルシウムも意外と多く含まれており、妊娠中に必要な栄養素を補ってくれます。カルシウムは日本人にとって、普段から足りていない栄養素といわれています。妊婦さんは特にカルシウムの吸収率が高まっているので、気をつけて摂取するようにしましょう。
葉酸は血液を作るときに必要な栄養素で、わかめにも豊富に含まれています。特に妊娠中は、葉酸が赤ちゃんの脳や神経といった大切な部分の形成に必要とされています。葉酸の不足は赤ちゃんの異常にもつながってしまうので、わかめなどから摂取することが必要です。(※5、6、7)
(*わかめの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
妊婦におすすめなわかめのレシピを紹介!
わかめは食べる量に気をつければ、赤ちゃんに必要な栄養素も含んだ良質な食品であることがわかりました。ここでは妊婦さんにもお勧めのレシピを3つ紹介します。
①味噌汁
豆腐とわかめといったシンプルな食材を使う、基本的な味噌汁のレシピです。簡単に短時間で作ることができるので、体の重たい妊娠中でも手軽に海藻を食卓にのせることができます。
②わかめのきんぴら
贅沢に使ったわかめをきんぴらにして甘辛く仕上げるので、食欲の落ちる妊娠中にもピッタリのレシピです。風味の良い海藻にしっかりした味付けなので、ご飯の進む一品に仕上がります。
③わかめご飯
妊娠中に突然わかめご飯を食べたくなってしまったときでも、すぐに作ることができます。わかめたっぷりで栄養満点のご飯ができるので、家族みんなが満足できるレシピです。