茎わかめの栄養素と効能は?ダイエット効果あり?食べ過ぎの注意点も紹介!
【管理栄養士監修】茎わかめに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、〈食物繊維によるダイエット効果〉など茎わかめの栄養成分・効能に加え、茎わかめ(1袋・小袋)のカロリー・糖質も紹介します。〈ヨウ素・塩分〉など食べ過ぎの注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
④ヨウ素
茎わかめにはヨウ素がかなり豊富に含まれており、小袋1つで1日の摂取量をまかなえてしまいます。ヨウ素とは、甲状腺ホルモンの生成にかかわり、神経の発達などに重要な栄養素です。特に妊婦が不足すると、胎児の成長や発達に影響があるため、注意が必要です。(※5)
住吉彩
管理栄養士
茎わかめは、チョコやビスケットをダイエット中に間食として食べてしまいたくなった方には、栄養素もたくさん含まれているのでオススメです。代謝を上げるためにビタミンやミネラルも補えるので食べすぎには注意して取り入れてみてはいかがでしょうか?
(*わかめの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
茎わかめをの食べ過ぎには注意が必要?なぜ?
茎わかめには、ミネラルなどの体に必要な栄養が含まれますが、摂りすぎにも注意が必要です。ここでは、茎わかめの過剰摂取による影響を紹介します。
①ヨウ素の過剰摂取
ヨウ素は海水に多く含まれるため、海藻や魚介類を良く食べる日本人は、世界的にもヨウ素をよく摂取している民族です。健康な人の場合、ヨウ素は摂りすぎても尿から排出しますが、高齢者や、長期的に過剰摂取が続くと、甲状腺の機能の低下などのリスクが上がるので、耐容上限量は3,000㎍とされます。
さらに妊婦の場合、ヨウ素の過剰摂取による胎児の先天性甲状腺機能低下症が心配されています。妊娠中はヨウ素の不足も気を付けなければなりませんが、過剰摂取にも注意が必要で、その耐容上限量は2,200㎍です。
②塩分の取り過ぎによるむくみ・高血圧
茎わかめは、保存の観点やおつまみとして人気がありますが、塩分は高めです。おつまみ用茎わかめ1袋、約40gで1日の塩分摂取目安量の半分以上を占めます。塩分を摂取しすぎると、身体がナトリウムバランスを整えようとするために水分を排出しにくくなり、余分な水分が体内や血液内に溜まることでむくみや高血圧に繋がります。
塩分の過剰摂取を避けるため、食べ過ぎに注意するほか、カリウムを含むキュウリなどを意識的に食べ、ナトリウムの排出を促すのも効果的です。
③消化不良による下痢・便秘
茎わかめは、食物繊維による健康効果が期待できますが、消化不良を起こしやすい食品でもあります。胃腸の調子が悪い時に食べすぎれば、下痢などの不調を起こします。また、たんぱく質や糖質などの他の栄養が不足している状態で、食物繊維だけを摂取し続けると、便が固くなりすぎて便秘になってしまうこともあるので注意しましょう。
住吉彩
管理栄養士
食べ過ぎや消化不良を防ぐためにも、よく噛んで食べるようにしましょう。そうすることで、少ない量でも満足感があり、消化もされやすくなるので胃腸への負担も軽減されます。
茎わかめは栄養豊富な食材
低カロリーで栄養豊富な茎わかめは、ぜひおやつなどに取り入れていきたい食材です。摂りすぎや栄養バランスに気をつけながら、栄養補給に役立ててください。