はっさくの栄養価と効能は?皮・薄皮にも豊富?食べる際の注意点も紹介!
【管理栄養士監修】はっさくに含まれる栄養素を知っていますか?旬の時期や栄養を理解することで、はっさくをよりおいしく食べることができます。今回は、はっさくの栄養成分・効能に加え、皮・薄皮を活用した栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
⑤カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
180mg | 2500mg | 7% |
カリウムは、体内で水分・塩分濃度を調節する働きを持っています。体内の塩分が多いと浸透圧の影響でむくみやすく、その場合にカリウムを摂取することでむくみ防止に繋がります。妊婦さんは水分を体に溜め込みやすいと言われているので、妊娠中には積極的な摂取がおすすめです。
また、むくみを放置するとセルライトができ、痩せにくくなるため、ダイエット中の方もカリウム不足には注意するといいでしょう。(※3)
⑥ヘスペリジン
ヘスペリジンはポリフェノールの一種であり、高血圧やがんといった生活習慣病の予防に効果があります。また、花粉や埃による鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどのアレルギーの症状を緩和する働きもあります。ヘスペリジンも薄皮に多い栄養素なので、食べる時に、薄皮を捨ててしまわないようにしましょう。
はっさくの栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
妊婦さんなどにも嬉しい効果があるはっさくは、栄養を無駄にしないように気をつけたいものです。効率よくはっさくの栄養成分を摂れる方法を紹介します。
はっさくの皮・薄皮も活用して食べる
はっさくには、実だけでなく薄皮にもヘスペリジンやナリンギンなどの栄養成分が含まれています。薄皮ごと食べても十分甘みがあり、果実部分には無い苦味を感じられるのも魅力です。マーマレードにすると上手に皮ごと調理できるので、活用してみるといいでしょう。
はっさくを食べる際の注意点は?
栄養成分の多く含まれたはっさくですが、食べる時に気をつけるべき点はあるのでしょうか。
薬の効能を阻害する可能性がある
はっさくに含まれているカリウムやナリンギンには、薬の効果を阻害する作用もあります。高血圧の薬の効果を強めて必要以上に血圧を下げてしまう可能性もあるので、薬を服用している方は医師に相談した方が良いでしょう。
はっさくの栄養がとれるレシピのおすすめ
はっさくをそのまま食べるのも良いですが、アレンジして他の食べ方にも挑戦してみましょう。栄養をしっかり摂取できるはっさくのレシピを紹介します。
①はっさくピール(皮の砂糖煮)
活用が難しい皮の部分を、洗ってお菓子に活用したレシピです。簡単に作れますし、パンやケーキの具材にしても美味しく頂けます。