ふぐ卵巣の糠漬けで死亡・食中毒の事例あり?本当に安全なの?
ふぐの卵巣のぬか漬けによる死亡例はあるのでしょうか?ふぐの卵巣には猛毒がありますが、なぜ食べられるのでしょうか? 今回は、ふぐの卵巣のぬか漬けの安全性を、死亡例・食中毒事例とともに紹介します。ふぐの卵巣のぬか漬けの味わいや、おすすめの食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- ふぐの卵巣のぬか漬けとは?毒が含まれる食べ物?
- ふぐの卵巣のぬか漬けは「ふぐの子」と呼ばれる石川県の郷土料理
- ふぐの卵巣の猛毒はぬか漬けにすることで解毒される
- ふぐの卵巣のぬか漬けによる死亡例はある?本当に安全なの?
- ふぐの卵巣のぬか漬けによる死亡例はないが安全性に科学的根拠もない
- ふぐの卵巣のぬか漬けによる食中毒事件は2005年に発生している
- ふぐ卵巣はどんな味わい?おすすめの食べ方・レシピは?
- ふぐの卵巣の味わいと食べ方のおすすめ
- レシピ①ふぐ卵巣のぬか漬けパスタ
- レシピ②ふぐ卵巣和風ピザ
- レシピ③ふぐの子いかそうめん
- レシピ④長芋と胡瓜のふぐの子和え
- ふぐの卵巣のぬか漬けは通販で購入できる
- ①有限会社安新|540円
- ②油与商店|2300円
- ③んま~いMON屋|1780円
- ふぐの卵巣のぬか漬けによる死亡例は現在までにない
ふぐの卵巣のぬか漬けとは?毒が含まれる食べ物?
ふぐの卵巣のぬか漬けは、どこで食べられているのでしょうか。ふぐの卵巣と言えば毒性があるはずですが、どうして食べられるようになっているのか解説します。
ふぐの卵巣のぬか漬けは「ふぐの子」と呼ばれる石川県の郷土料理
ふぐの卵巣のぬか漬けは、「ふぐの子」という名前で親しまれている石川県の郷土料理です。ふぐの卵巣を塩漬けにした後、ぬか漬けにして作られています。生産されているのは石川県の白山市と金沢市だけで、全国でもこの地域だけでしか生産されていません。ふぐの卵巣のぬか漬けには独特の臭いや食感があり、珍味とされています。
ふぐの卵巣の猛毒はぬか漬けにすることで解毒される
ふぐの卵巣には毒性の強いテトロドトキシンが含まれています。その毒性の強さは青酸カリの1000倍以上とも言われており、少しの量でも致死量となってしまう猛毒です。石川県ではこのテトロドトキシンを含む卵巣を、2年以上のあいだ塩漬けにしたり、ぬか漬けにしたりして解毒しているのです。(※1)
ふぐの卵巣のぬか漬けによる死亡例はある?本当に安全なの?
ふぐの卵巣のぬか漬けを食べて、死亡した例などはないのでしょうか。ここでは、テトロドトキシンという毒性を含む卵巣を食べても、本当に安全なのかを解説します。
ふぐの卵巣のぬか漬けによる死亡例はないが安全性に科学的根拠もない
ふぐの卵巣のぬか漬けで、テトロドトキシンが解毒される原理は不明とされていますが、塩漬けの際に解毒されるのではないかと言われています。また、ぬか味噌に含まれる乳酸菌が解毒と関係しているのではないかとも言われていますが、ぬか漬けの中にいた細菌を調べても解毒能力は発見されませんでした。
しかしテトロドトキシンの量は塩漬け時には5分の1まで、ぬか漬け時には30分の1までに解毒されています。このように卵巣のテトロドトキシンが解毒される科学的根拠は、まだ無いのが現状ですが、ふぐの卵巣のぬか漬けを食べて死亡したという例は、これまでに報告されたことはありません。
ふぐの卵巣のぬか漬けによる食中毒事件は2005年に発生している
ふぐの卵巣のぬか漬けを食べて食中毒になったという事件が、2005年に発生していたようです。
2005年3月11日のニュースにて 輪島の朝市でふぐの子(卵巣)糠漬を購入した方が、食中毒を起こしたという大変残念な報道がありました。
ニュースによると、問題の製品は朝市で販売している業者が無免許(ふぐの加工は免許制です)で作っており、通常2年以上が必要とされる漬け込みを1年半しか行っていなかったとのことでした。
上記のように、ふぐの卵巣のぬか漬けを販売できる業者は、ふぐ加工の資格免許を持つ業者のみと定められています。さらに完成したぬか漬けは、石川県の毒性検査も通過してから販売されているので、安心して食べることができます。(※2)
ふぐ卵巣はどんな味わい?おすすめの食べ方・レシピは?
2年以上にもわたる塩漬けやぬか漬けで解毒されたふぐの卵巣のぬか漬けとは、どのような味わいなのでしょうか。ここではふぐの卵巣のぬか漬けのおすすめの食べ方や、レシピなどを紹介していきます。