ユキノシタ(雪の下)に毒性はある?効果効能や美味しい食べ方も紹介!
ユキノシタ(雪の下)に毒性はあるのか知っていますか?食べても大丈夫なのか気になりますよね。今回は、ユキノシタの毒性の有無や、<中耳炎に効く・むくみ改善>などの効能を紹介します。〈天ぷら〉など、ユキノシタの食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ユキノシタ(雪の下)とは?どんな植物?
ユキノシタは日本において自生している植物なので、もしかしたら見かけたことがあるかもしれません。今回は、ユキノシタがどのような植物なのかを詳しく紹介します。
ユキノシタは観賞用・山菜・薬用などに用いられる植物
ユキノシタは白く可憐な花を咲かせる植物で、観賞用だけでなく食用や薬用として、日本では古くから親しまれてきました。葉は加熱して食べるとクセなく美味しく味わえるほか、葉や茎を乾燥させ煎じて飲むことも可能です。
山の湿った木陰や家の周りの日陰になる場所など、土が湿った場所に生息しています。白い斑のある丸みを帯びた葉と、5~6月には白く可憐で特徴のある花を咲かせ、この白い花が雪のように見えることからユキノシタと呼ばれるようになったとも言われています。
ユキノシタに毒性はある?
ユキノシタは有毒であると耳にすることもありますが、食用や薬用として用いても大丈夫なのでしょうか。ここでは、ユキノシタに毒性があるのかという疑問について詳しく解説します。
ユキノシタに毒性はないので食べる・飲む際も安心
ユキノシタには毒性は全くなく、安心して食べたり飲んだりすることができます。ユキノシタはユキノシタ科に属し、同じユキノシタ科のアジサイに有毒成分を持つ種類があるのですが、そのことが毒性が疑われる理由かと推測されます。ユキノシタは常緑の多年草なので一年中目にすることができますが、4~6月頃が最も食べ頃の時期です。
ユキノシタにはどんな効果・効能がある?
ユキノシタは日本において薬草として古くから利用されており、さまざまな効果・効能があります。ユキノシタが持つ効果・効能について詳しく解説します。
①中耳炎に効く
ユキノシタの葉には抗菌作用のある精油成分が含まれており、葉をすりおろした絞り汁は中耳炎に効くようです。日本では、ユキノシタのことをミミダレグサと呼ぶ地方もあるようなので、古くから利用されていたことが分かります。
②利尿作用によるむくみ改善
ユキノシタが持つ硝酸カリウムと塩化カリウムは、利尿作用を促進させむくみを改善する効果があります。摂取し過ぎた塩分を排出させる働きもあるので、高血圧の予防にも効果的です。乾燥させたユキノシタの葉を煎じてお茶にして飲むと良いでしょう。
③風邪・発熱に効く
乾燥させた茎や葉を煎じて飲むことによって、解熱や解毒効果が得られるので風邪や発熱にも効くと言われ、生姜を加えて飲む方法も風邪の引きはじめに効果があります。また、子どもの痙攣にも効果的で、応急措置として活用されていたようです。