金芽ロウカット玄米は毒性があり危険?アラシジン酸・ヒ素など成分を徹底調査!

ロウカット玄米は毒性があって危険なのでしょうか?今回は、ロウカット玄米に毒性があるかを、〈ヒ素・アブシジン酸・フィチン酸〉など毒性・危険性が噂される成分とともに紹介します。ロウカット玄米の残留農薬の可能性も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 金芽ロウカット玄米に毒性があって危険?
  2. 金芽ロウカット玄米に毒性はない
  3. 金芽ロウカット玄米に毒性が疑われる原因成分は?
  4. ①ヒ素
  5. ②アブシジン酸
  6. ③フィチン酸
  7. 金芽ロウカット玄米は毒性はないが農薬の心配はある?
  8. 金芽ロウカット玄米は残留農薬の危険性も低い
  9. ロウカット玄米に毒性・危険はない

金芽ロウカット玄米に毒性があって危険?

玄米の表面にあるロウ層をカットしたロウカット玄米は、栄養価は高いのに浸水時間が短く、白米と同じような味わいに炊けると人気です。しかし、金芽ロウカット玄米には毒性があるという話も聞かれます。ここでは、金芽ロウカット玄米の毒性について紹介します。

金芽ロウカット玄米に毒性はない

金芽ロウカット玄米には毒性はなく、安心して食べることができます。しかし、玄米には毒性があるという噂や、金芽ロウカット玄米には毒性があるという噂はまことしやかに流布しています。以下の見出しで、より詳しい金芽ロウカット玄米の毒性について紹介するので参考にしてください。

(*玄米の毒について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

玄米に毒があるのは嘘?本当?毒抜きの仕方や摂取した時の症状など紹介!

金芽ロウカット玄米に毒性が疑われる原因成分は?

金芽ロウカット玄米に毒性があると言われるのは、いくつかの原因成分が含まれているからです。ここでは、金芽ロウカット玄米に含まれる、毒性が疑われている成分について紹介します。

①ヒ素

金芽ロウカット玄米には、ヒ素による以下のような人体に与える影響が疑われています。

・腹痛
・頭痛
・眠気
・下痢
・認知症

米の表面には無機ヒ素が含まれているため、玄米を食べることで上記のような症状を心配する人も多いです。少量のヒ素は頭痛や腹痛、下痢などの症状を起こしますが、長期間摂取すると認知症や心臓病、がんなどのリスクも高まるようです。しかし、米の表面にある無機ヒ素はごくわずかで、研いで炊くことで減らすことも可能です。

さらに、金芽ロウカット玄米はロウ層をカットする時にヒ素が含まれる部分も取り除いているので、過剰に心配する必要はありません。(※1)

②アブシジン酸

玄米にはアブシシン酸が含まれるので、人体には以下のような影響があると懸念する人もいます。

・免疫力が低下する
・体が冷える
・活性酸素が発生し老化が早まる
・細胞内のミトコンドリアを傷つける


アブシシン酸は、植物ホルモンの一種で、金芽ロウカット玄米に限らず、さまざまな植物に含まれています。アブシシン酸は活性酸素を発生させ、ミトコンドリアを傷つけるという噂が流れていますが、現在の研究では明確な根拠はありません。

アブシシン酸は米を浸水させることで発芽玄米にすると無毒化できるという話もあります。しかし、現時点ではアブシシン酸による人体への危険な影響はなく、発芽玄米による無毒化を視野に入れる必要もありません。

③フィチン酸

玄米に含まれているフィチン酸による、以下のような影響を懸念して、金芽ロウカット玄米の毒性を心配する人も多いです。

・フィチン酸の吸収阻害作用によるミネラル不足

フィチン酸は玄米に含まれている成分で、ミネラルと強く結びつくので、ミネラル分の吸収を阻害します。そのため、金芽ロウカット玄米を食べるとミネラルが吸収できず、ミネラル不足になるのではないかと懸念する人が多いです。

しかし、金芽ロウカット玄米などの玄米に含まれているフィチン酸は、体内に入る前にミネラルと結びついていて、体内でさらに多くのミネラルを奪うわけではありません。フィチン酸は玄米のミネラルを吸収するのを妨げてしまう効果がありますが、他の食品から摂取するミネラル分まで奪うわけではないので、栄養バランスのとれた食事をしていれば大丈夫です。

さらに、フィチン酸には抗酸化作用など、健康に良い働きもあるので、金芽ロウカット玄米に含まれるフィチン酸の毒性は心配する必要もありません。(※2)

金芽ロウカット玄米は毒性はないが農薬の心配はある?

金芽ロウカット玄米には毒性はありませんが、残留農薬を心配する声も聞かれます。ここでは、金芽ロウカット玄米の在留農薬について紹介します。

金芽ロウカット玄米は残留農薬の危険性も低い

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