妊婦・妊娠中はほっけの焼き魚はNG?栄養豊富でおすすめ?安全な食べ方を紹介!
妊婦(妊娠中)はほっけを食べても大丈夫なのでしょうか?今回は、妊婦や妊娠中にほっけを食べてもいいのかを、栄養面のメリットや食べる際の注意点とともに紹介します。妊婦がほっけを食べ過ぎた場合の対処法やほっけ以外に気をつけるべき食べ物も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
⑤たんぱく質による筋肉の生成
ほっけにはたんぱく質も豊富に含まれているので、胎児の筋肉の育成にも効果的です。たんぱく質は筋肉の材料になるほか、様々な細胞の原料になるので、胎児の体が作られている妊娠中には欠かせない栄養素のひとつです。(※8)
(*ほっけの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
妊婦がほっけを食べる場合の注意点は?
ほっけには妊娠中に役立つ色々な栄養素が含まれていますが、食べる時に注意点もあります。ここでは、妊娠中にほっけを食べる時の注意点を、詳しく紹介します。
①ほっけを食べ過ぎない
ほっけには塩分が含まれているので、食べ過ぎると塩分過多で以下のような悪影響が懸念されます。
・胎児発育不全
・常位胎盤早期剥離
・胎児機能不全
妊娠中の塩分の摂り過ぎは妊娠高血圧症候群の原因になりやすく、胎児の状態にも悪影響が起こります。特に妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で妊娠高血圧症候群を発症した場合は、胎児の発育不全や胎盤の早期剥離などが起こりやすく、胎児の命にかかわるケースも多いので注意してください。(※9)
②国内産のほっけはなるべく避ける
東日本大震災の後、2012年に北海道産のほっけからセシウムが検出されたことがあり、ほっけを食べることを不安に思う人も多いです。しかし、その後の検査では、北海道産のほっけからセシウムが検出された事例はありません。
北海道以外のの産地に関してもセシウムなどの放射性物質の検査は行われているため、国内で正式に流通しているほっけにセシウムが過剰に含まれている心配はありません。しかし、気になる人は北海道産を含む国内のほっけを避ける方法もあります。
ただし、海外産の魚介類の場合セシウムなどの検査が行われていない場合も多いので、公開されている産地や検査の情報や信頼できるデータについてよく確認する姿勢も大切です。
妊婦がほっけを食べ過ぎた場合の対処法は?
ほっけは栄養も豊富な魚介類ですが、もし妊娠中に妊婦が食べ過ぎた場合はどうすればよいのでしょうか。ここでは、妊婦がほっけを食べ過ぎた場合の対処法について紹介します。
心配な場合は病院に行くのが安心
妊婦がほっけを食べ過ぎた場合、一番心配となるのは塩分の摂り過ぎによる妊娠高血圧症候群です。過度な心配は不要ですが、心配な場合は病院で診断してもらうのもおすすめです。かかりつけ医がいる場合は、普段の食事内容と合わせて相談し、妊娠中にふさわしい食事のアドバイスを受けることも検討してみましょう。
妊婦がほっけ以外にも気をつけるべき食べ物は?
妊娠中は、ほっけの食べ過ぎ以外にも、以下のような食べ物の摂取に注意が必要です。
・辛いもの
・アルコール
・コーヒーなどのカフェインを多く含むもの
・インスタント食品
・生もの
妊娠中に辛いものを食べると、刺激が強すぎて胃腸の不調を招き、下痢などの症状がおこる場合があります。下痢もひどい場合は子宮の収縮などにつながる恐れがあるので、妊娠中の辛いものや刺激物の摂取には注意が必要です。また、アルコールやコーヒーなどに含まれているカフェインも、胎児の発育に悪影響を及ぼすので注意が必要です。
さらに、刺身や生野菜などの生ものはリステリア菌などによる食中毒の可能性があります。妊娠中は免疫力が下がるので、普段では問題ない食べ物でも食中毒を起こす場合があり、ひどい下痢につながる可能性があるので注意してください。さらにインスタント食品は味付けが濃い場合が多いので、塩分過多になりやすいです。
ほっけと同じように塩分の摂り過ぎによる妊娠高血圧症候群の原因になる場合があるので、食べる量や食べたかに気を付けてください。(※10、11、12、13)
(*妊娠中の辛いものについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)