妊婦はあん肝食べるのNG?ビタミンA・水銀の懸念あり?安全な食べ方も紹介!

あん肝を妊婦(妊娠中)は食べても大丈夫なのでしょうか?今回は、あん肝を妊婦(妊娠中)は食べてもいいのかを、懸念点や食べ方の注意点とともに紹介します。あん肝を妊婦が食べ過ぎた場合の対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. あん肝を妊婦(妊娠中)は食べてもいいの?
  2. あん肝は妊婦(妊娠中)でも食べる量に気をつければ栄養豊富でおすすめ
  3. あん肝を妊婦が食べる場合の懸念点は?
  4. ①ビタミンA
  5. ②水銀
  6. あん肝を妊婦が食べる場合の注意点は?
  7. あん肝を妊婦が食べる量は1日に20gまで
  8. 妊婦があん肝を食べ過ぎた場合の対処法は?
  9. 心配な場合は病院に行くのが安心
  10. あん肝以外にも妊婦が気を付けるべき食べ物は?
  11. 妊婦(妊娠中)はあん肝の食べ方に気をつけよう

あん肝を妊婦(妊娠中)は食べてもいいの?

あん肝は、海のフォアグラともいわれるほど濃厚で、クリーミーな味わいが人気の食材です。居酒屋や寿司屋などで注文するメニューですが、妊娠中に食べても大丈夫なのでしょうか。ここではあん肝の栄養素や、妊婦が食べても大丈夫なのかを紹介します。

あん肝は妊婦(妊娠中)でも食べる量に気をつければ栄養豊富でおすすめ

あん肝は食べる量に十分な注意が必要ですが、妊婦が不足しがちな栄養を多く含んでいるのでおすすめの食材です。

・鉄分
・銅
・レチノール
・ビタミンD
・ビタミンE
・ビタミンB2
・ビタミンB12
・ビオチン

鉄分や銅、ビタミンB12は造血機能に深い関係がある栄養素で、貧血の予防と改善に役立ちます。ビタミンDはカルシウムの吸収を良くし、ビタミンEやビタミンB2、ビタミンAは細胞や皮膚を健康に保つ役割があります。(※2、3、4、5、6、7、8)

あん肝を妊婦が食べる場合の懸念点は?

あん肝には妊婦が必要な栄養素が多く含まれていますが、妊婦が食べる場合、どのようなことが心配されるでしょうか。ここでは、あん肝に含まれる栄養が妊婦と赤ちゃんに及ぼす影響を紹介します。

①ビタミンA

あん肝はビタミンAの一種であるレチノールの含有量が多く、過剰に摂取することで以下のような影響が出る可能性があります。

・胎児奇形
・頭痛
・めまい
・吐き気

ビタミンAの一種であるレチノールは、妊娠3ヶ月までに多く摂取すると、胎児奇形をおこす可能性があります。妊婦にも頭痛や吐き気の症状が現れることがあり、食べ過ぎに注意が必要です。ビタミンAの1日の上限は2700μgですが、あん肝には8300μg/100g中ものビタミンAが含まれているので、少しでも食べすぎると1日の上限をすぐに超えてしまいます。

②水銀

水俣病の原因物質としても知られる水銀ですが、過剰に摂取すると胎児の中枢神経に以下のような影響を与える可能性があります。

・手足の感覚障害
・眼球の運動障害
・聴力障害
・平衡機能障害

水銀は大きい魚での含有量が高く、赤ちゃんは自力で排泄することができません。脳が水銀の影響を受けると、手足や眼球の運動機能、聴覚などに障害が出ることがあります。キンメダイやマグロなどの大型魚を食べた後にあん肝を食べるのはやめましょう。(※9)

あん肝を妊婦が食べる場合の注意点は?

妊婦にとって必要な栄養素が含まれているあん肝ですが、食べ過ぎると赤ちゃんに悪い影響が出ます。一体どれくらいの摂取量であれば、安全に食べることができるのでしょうか。1日に食べても良い量や、特に注意すべき栄養素について説明します。

あん肝を妊婦が食べる量は1日に20gまで

あん肝にはビタミンAの含有量が多いため、1日に20gまでの摂取量にしましょう。ビタミンAに含まれるレチノールを過剰にとると、胎児奇形や頭痛、吐き気の原因になります。妊娠後期や産後の授乳中であっても、目安量を超えて過剰に摂取することはやめましょう。

(*あん肝の効能や栄養素、危険性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

あん肝とは?栄養・効能や味わいは?食べ過ぎの危険性やカロリーなども紹介!

妊婦があん肝を食べ過ぎた場合の対処法は?

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