海ぶどうの栄養素と効能は?美容・ダイエットに効果あり?下処理のポイントも紹介!
【管理栄養士監修】海ぶどうに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、〈食物繊維・カルシウム・マグネシウム〉など、海ぶどうの栄養成分と効能に加え、海ぶどうの下処理のポイントも紹介します。海ぶどうの活用レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
海ぶどうにはカルシウムが含まれますが、カルシウムは骨や歯の形成に必要なミネラルで細胞分裂・筋肉の動き・神経作用などにも使われます。
不足すると運動障害やイライラの原因になり、長期化すると骨粗鬆症になりやすいので、注意しましょう。世界の中でも日本人はカルシウム摂取量が特に少ないと言われているので、積極的に摂りたい栄養素の一つです。(※3)
③マグネシウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
51mg | 340mg | 15% |
マグネシウムはカルシウムと結びついて歯や骨を作るミネラルです。マグネシウムとカルシウムが同時に摂取できる海ぶどうは、効率よく栄養素を吸収できる優秀食材と言っても良いでしょう。また、マグネシウムは体内の代謝酵素を活性化させ、美容効果や若々しい体作りに役立ちます。(※4)
住吉彩
管理栄養士
海ぶどうは、近年の食事で日本人がなかなか摂ることが出来ない、ミネラルや食物繊維をたくさん含んでいます。これらの栄養素は、腸をきれいにしたり骨や歯といった体を作ってくれる栄養素なので、健康的に痩せたい方はぜひ食べたい食材です。
海ぶどうの下処理におけるポイントは?
沖縄に住んでいなくても、海ぶどうは物産展や通販などで手に入れることが出来ます。家庭で海ぶどうを食べる際の、下処理のポイントを紹介します。
①氷水で晒すとプチプチ感が際立つ
海ぶどうは食べる直前に、流水で汚れや塩分を洗い流します。仕上げに氷水にさっと晒すとプチプチ感がより際立ちます。水に晒しすぎてしまうと、海ぶどうがしぼんでプチプチ感が損なわれるので注意しましょう。
②三杯酢などに長時間浸さない
海ぶどうを三杯酢などの調味料に浸しておくと、水に晒した時と同様に海ぶどうがしぼんでしまいます。調味料はかけるのではなく、刺身のようにつけて食べるとプチプチ感をより愉しむことが出来ます。
海ぶどうの食べ過ぎには要注意?
海ぶどうはヘルシーな食材ですが、食べ過ぎてしまうと健康上、差し支えはあるのでしょうか。海ぶどうの食べ過ぎによる注意点を紹介します。
①消化不良で下痢・便秘をおこす
海ぶどうに含まれる食物繊維は体内で消化できないので、摂りすぎてしまうと下痢や便秘を起こす原因になります。食物繊維は適量を摂ることでで腸内環境が改善する効果があるので、食べ過ぎは控えたほうか良いでしょう。
②ヨウ素の過剰摂取
ヨウ素は甲状腺ホルモンを作る栄養素で、体内の新陳代謝や子供の神経細胞の成長に深く関わっています。ヨウ素を摂りすぎると甲状腺が腫れ、機能が低下してしまうことが認められています。海ぶどうは多くのヨウ素を含んでいるので、1日100g程度を目安に食べすぎは控えましょう。(※5)