保温弁当箱で食中毒になる恐れあり?夏でも安全な使い方を紹介!

保温弁当箱で食中毒になる恐れがあると知っていますか?今回は、保温弁当箱で食中毒になる原因や、食中毒を避ける安全な使い方のコツを紹介します。保温弁当箱で食中毒を起こしにくい商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 保温弁当箱で食中毒になる恐れがある?夏は要注意?
  2. 保温弁当箱で食中毒になる原因は菌の繁殖のしやすさにある
  3. 食中毒になった場合の症状
  4. 保温弁当箱で食中毒を避ける夏でも安全な使い方とは?
  5. ①ご飯・スープは熱々で入れる
  6. ②容器を温めておく
  7. ③規定容量を守る
  8. ④容器・詰める際の箸や手は清潔にする
  9. ⑤おかずは分けてしっかり保冷する
  10. 保温弁当箱の選び方は?食中毒を起こしにくいのは?
  11. ①保温機能が高い保温弁当箱を選ぶ
  12. ②汁物を持っていく場合はスープジャー・ランチジャーにする
  13. 保温弁当箱の保温機能が高い商品のおすすめ3選!
  14. ①サーモス保温弁当箱(2,260円)
  15. ②象印保温弁当箱 おべんと SL-NC09-ST(3,100円)
  16. ③Skater真空ステンレスランチボックス(4,642円)
  17. 保温弁当箱で食中毒を起こさないように注意しよう

保温弁当箱で食中毒になる恐れがある?夏は要注意?

近年は保冷にも対応する保温弁当箱やスープジャーが人気で、以下のようなメーカーが有名です。

・サーモス
・象印
・Skater


寒い時期に温かい弁当が食べられる反面、ご飯やおかずが傷みやすい夏に使うと食中毒のリスクが高いのではないかと疑問に思う人もいるでしょう。ここでは保温弁当箱を使用して食中毒になるリスクや、発症した場合の症状を説明します。

保温弁当箱で食中毒になる原因は菌の繁殖のしやすさにある

保温弁当箱で食中毒になる原因は菌の繁殖のしやすさにあり、たとえ食材・料理が腐っていなくても、以下のような条件に当てはまるとリスクが高まります。

・保温温度が35~40℃に下がっている
・弁当箱内の湿度が高く水気がある

食中毒菌は水分を好むうえ、35℃前後で最も繁殖するので傷みやすくなります。中でも繁殖する温度が5~47.8℃と幅広い、黄色ブドウ球菌には注意が必要です。黄色ブドウ球菌は加熱しても死滅しないので、清潔な状態で調理をし弁当箱にご飯やおかずを詰めることが大切です。ご飯やおかずを詰める前に、容器に水滴が残っていないかも確認しましょう。(※1)

食中毒になった場合の症状

食中毒の一般的な症状には、以下のものがあります。

・吐き気
・嘔吐
・腹痛
・下痢

感染する食中毒菌によって潜伏期間が異なり、ノロウイルスの場合は24~48時間後に発症します。カンピロバクター菌の場合は2~7日、黄色ブドウ球菌は食べた直後に発症するのが一般的です。食中毒は時間の経過とともに症状が治まるものですが、脱水症状が起こることもあります。なかなか症状が治まらない時には、病院で診察を受けることをおすすめします。(※2、3)

保温弁当箱で食中毒を避ける夏でも安全な使い方とは?

保温弁当箱は正しく使えば、夏であっても食中毒を避けることはできます。そのためには保温弁当箱にご飯やおかずを詰める前から、守るべきポイントがあるのです。ここでは保温弁当箱を使っても食中毒を起こさない方法を、具体的に説明します。

①ご飯・スープは熱々で入れる

保温弁当箱には熱々のご飯やスープを入れるのが、食中毒を避ける鉄則です。調理の過程で冷めてしまったご飯やスープは、電子レンジで加熱してから詰めます。食中毒菌は温度が下がると、繁殖しやすくなるのが理由です。おかずは冷まして入れるのが基本なので、ご飯とスープは違うと覚えておきましょう。

②容器を温めておく

保温弁当箱の容器は熱湯で温めてから、ご飯やスープを入れましょう。冷たい保温弁当箱に熱々のご飯やスープを入れると、食べ物の温度が下がってしまうからです。保温弁当箱のご飯やスープを入れる容器は熱さに対応できるように作られているので、熱湯を注いでも壊れることはありません。温まっているかを確認する際に、素手で触らないよう気をつけてください。

③規定容量を守る

保温弁当箱にご飯やスープを入れる際には、規定容量を守りましょう。ご飯やスープが規定容量より少ないと、冷めやすくなってしまいます。ご飯やスープが冷めると食中毒菌が繁殖しやすくなるので、食中毒のリスクが高まるためおすすめできません。また規定容量を超えて詰めることで蓋がきちんと閉まらないと、雑菌が混入しやすくなるので注意が必要です。

④容器・詰める際の箸や手は清潔にする

保温弁当箱の容器やおかずを詰める際に使う箸、自分の手などを清潔な状態に保つのも、食中毒予防には大切な要素です。保温弁当箱の容器についているゴムパッキンなどに雑菌が残っていて、食中毒を発症するケースも少なくありません。保温弁当箱を洗った後は、水分をしっかり乾かすことを徹底しましょう。

⑤おかずは分けてしっかり保冷する

保温弁当箱を使う際にはおかずは別容器に分けて、しっかり保冷するのが原則です。たんぱく質や脂質が豊富なおかずを温かい状態に置くと、傷みやすくなります。ご飯とおかずの保温容器が一体化している丼タイプのランチジャーも人気ですが、特に夏場の使用は避けた方が無難です。おかずは20℃以下にするのが望ましいので、夏場は保冷剤をのせましょう。

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