弁当にチャーハンを入れると危険?ダメな理由は?安全な詰め方も紹介!
チャーハンを弁当に入れると危険・ダメと言われますが、なぜか知っていますか?今回は、チャーハンの弁当への安全な詰め方のポイント・注意点を、弁当に入れたチャーハンを食べると危険な場合とともに紹介します。弁当のチャーハンを安全に作り置きしたい人向けのレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- チャーハンを弁当に入れるのは危険・ダメ?前日の作り置きはNG?
- 弁当にチャーハンを入れるのが危険・ダメと言われるのは「傷みやすさ」にある
- チャーハンの弁当への安全な詰め方は?ポイント・注意点は?
- ①具材はしっかり加熱する
- ②余熱をしっかり取ってから詰める
- ③雑菌が付着しないように注意する
- ④夏は特に保冷を怠らない
- ⑤抗菌シートの使用や濃い味付けにする
- 弁当に入れたチャーハンを食べると危険な場合とは?加熱すれば大丈夫?
- ①常温に長く放置してしまった
- ②チャーハンがかなり劣化している
- 傷んだチャーハンを食べて食中毒になった場合の症状・対処法
- 弁当のチャーハンを安全に作り置きしたい時は「素」を作るのがおすすめ!
- 作り置きチャーハンを弁当に入れる時は詰め方に注意!
チャーハンを弁当に入れるのは危険・ダメ?前日の作り置きはNG?
チャーハンは子供から大人まで幅広い年齢層から人気があり、お弁当に入れても喜ばれるメニューです。明日のお弁当に入れるため、チャーハンを作り置きすることは可能なのでしょうか。ここでは、前日に作ったチャーハンをお弁当に入れて良いのかどうかを紹介します。
弁当にチャーハンを入れるのが危険・ダメと言われるのは「傷みやすさ」にある
チャーハンは、以下の理由により傷みやすく、お弁当へ入れることは危険だと言われています。
・具材が多い
・水分量が多い
・セレウス菌が繁殖しやすい
さまざまな具材を入れて作るチャーハンは、野菜や肉から出た汁気によって水分量が高くなるため、細菌や微生物などが繁殖しやすい食品です。また、チャーハンを作り置きすると、食中毒の原因となるセレウス菌が増えやすいと言われています。
セレウス菌は、チャーハンやピラフのように穀物を原料とした調理済みの食品が冷める際に急激に増殖します。一度セレウス菌が繁殖すると、再度加熱しても死滅させることはできないので注意しましょう。
チャーハンの弁当への安全な詰め方は?ポイント・注意点は?
チャーハンを前日に作り置きすることは危険ですが、ポイントを押さえればお弁当にチャーハンを入れることは可能です。ここでは、チャーハンをお弁当に入れる際の安全な詰め方や注意点について紹介します。
①具材はしっかり加熱する
チャーハンを炒める際は、すべての具材をしっかり加熱し、できる限り水分を飛ばすことが大切です。特に水分量の多いレタスを具材に入れる際は、強火で加熱しましょう。また、卵は半熟の部分が残らないように、完全に火を通してください。
②余熱をしっかり取ってから詰める
チャーハンは、余熱をしっかり取ってからお弁当箱に詰めることもポイントです。チャーハンが熱いままお弁当箱に詰めると、蒸気がこもって温度や湿度が高くなり、細菌が繁殖しやすくなります。調理後のチャーハンはお皿に広げ、10~20分ほど冷ましておきましょう。
③雑菌が付着しないように注意する
チャーハンを作る際は、雑菌が付着しないように以下の対策を取りましょう。
・手を洗う
・清潔な調理器具を使う
・お弁当箱を殺菌する
調理の際は、手や調理器具を清潔に保ち、雑菌を付着させないように注意しましょう。洗った手を拭くタオルも、清潔なものを使うことが重要です。また、お弁当箱に雑菌が付着している場合もあるので、アルコールや酢水を吹き付けて殺菌するとより安心です。
④夏は特に保冷を怠らない
チャーハンの中で増殖しやすいセレウス菌は、温度が30℃前後の時に最も活発化するため、夏は特に保冷を怠らないようにしましょう。職場や学校に冷蔵庫がない場合は、お弁当箱の上下に保冷剤を入れたり、冷凍したおかずを一緒に詰めたりすると効果的です。
(*夏にお弁当が腐らない方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑤抗菌シートの使用や濃い味付けにする
スーパーやホームセンターなどで購入できるお弁当用の抗菌シートは、チャーハンに乗せるだけで簡単に雑菌の繁殖を抑えることができます。また、塩には殺菌作用があるので、チャーハンの味付けを濃くしたり梅干しを加えたりする方法もおすすめです。