押し麦の栄養価・効能やカロリーは？ダイエット効果あり？食べ方のおすすめも紹介！

ダイエットや健康に良いと注目されている押し麦とはどのようなものなのか、間違えられやすいもち麦やオートミールとの違いも含めて詳しく説明します。

押し麦ともち麦は、どちらも大麦と呼ばれる穀物から作られたものです。そのままでは消化しづらいうるち性の大麦を精米後加熱し、柔らかくしてからローラーで押し潰す加工をしたものが押し麦です。押し麦は水分を吸いやすく、白米と一緒に炊くことができてプチプチとした食感を楽しめます。

お米がうるち米ともち米で品種が分かれているように、大麦の中でも品種によって押し麦、もち麦と呼び名が変わります。

押し麦は大麦の一種で白米と一緒に炊いて食べるのが一般的ですが、オートミールは大麦ではなくえん麦を潰して乾燥させたものを原料としています。日本では健康食品としてのイメージが強いですが、アメリカでは家庭の味と言われるほどよく食べられています。

お粥、リゾットなどに使われることも多く、水で煮ることで柔らかくして食べます。お菓子の材料としてザクザクとした食感を楽しめるものや、シリアルのようにミルクをかけて簡単に食べられるものなど種類も様々です。

押し麦のカロリー・糖質を他の穀物類と比較してみました。炊飯後の白米とのカロリー・糖質比較も参考にしてください。

※カロリー・糖質量などは100gあたりの値です
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています（※1）

他の穀物類とカロリー・糖質の比較をすると、押し麦のカロリーが低いことが分かります。小麦とは大きく差がありませんが、白米と比較するとカロリー・糖質共に大きく数値が下回ります。食べやすさ、美味しさなどを考慮すると、押し麦を食事に取り入れるのはダイエット・健康の両面でおすすめです。

炊飯後の押し麦と白米を比較すると、押し麦は白米に比べて吸水率が高いため（白米:2.2倍・押麦:2.8倍）カロリー・糖質共に白米の方が若干高いようです。

大きく差がないのに、押し麦の方が美容や健康に良いと言われているのは、押し麦は白米に比べて5倍もの食物繊維が含まれていることが理由です。押し麦に含まれている栄養の効能については、下記で詳しく紹介します。