おしるこのカロリー・糖質は高い?太る?ダイエット向けカロリーオフする方法も紹介!
【管理栄養士監修】おしるこのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、おしるこ(1杯)のカロリー・糖質など栄養価をぜんざいと比較しながら紹介します。おしるこ(1杯)のカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
①食物繊維|便秘解消・血糖値を下げる
おしるこに使用する小豆には食物繊維が多く含まれており、そのほとんどが不溶性です。不溶性食物繊維は便のかさを増して腸内を刺激し、便秘解消効果が期待できます。腸内環境が乱れると脂肪を蓄えやすくなるので、ダイエット中の方も便秘には注意しましょう。
また、食物繊維を摂取すると粘り気で食物の移動速度が遅くなり、血糖値が上がりにくくなります。血糖値が急上昇しても脂肪が付きやすくなるので、糖尿病対策だけでなくダイエット中の方も血糖値は意識しておきましょう。(※2)
②ポリフェノール|代謝の向上
小豆にはポリフェノールが豊富に含まれており、代謝の向上が期待できます。ポリフェノールと言えば高い抗酸化作用が高い事で有名ですが、脂質代謝を促進させる効果もあるのでダイエットに役立ちます。また、血糖値の上昇を抑える効果もあるので、脂肪の蓄積を防ぐ働きもある様です。(※3)
③サポニン|脂肪燃焼の効果
小豆の皮には、サポニンという成分が含まれています。サポニンは脂肪燃焼効果があるので、ダイエット中ならぜひ摂取したい成分と言えるでしょう。また、抗酸化作用が高いので美容効果も期待できますし、水分を調節する働きもあるのでむくみに悩んでいる方にもおすすめです。(※4)
④カリウム|むくみの解消
小豆に含まれるカリウムには、体内の水分量を調節する働きがあります。むくみの原因は体内に水分が溜まり過ぎることが原因でもあるので、十分なカリウムを摂取することでむくみ解消効果が期待できます。
カリウムの他にも、鉄分やビタミン、カルシウムなど小豆にはダイエット中に不足しやすいミネラル類が多く含まれています。適度におしるこを愉しむ事で、栄養補給も行えるでしょう。(※5)
住吉彩
管理栄養士
おしるこはカロリーや糖質が高いのでダイエットに不向きと思われがちですが、血流の流れを良くするポリフェノールや脂肪燃焼を促進する働きのあるアディポネクチンと言う物質の分泌を促進させる作用のあるサポニンなどダイエットをサポートしてくれる栄養素も豊富です。甘いものを食べたくなった時の間食としてスナック菓子を食べるよりも、おしるこの方がダイエットには向いている間食と言えます。
おしるこのダイエット向きの太りにくい食べ方
続いて、ダイエット中でもおしるこを食べたい方におすすめの、太りにくい食べ方についても紹介します。
①午後2〜3時頃に食べて夜は避ける
おしるこで太るリスクを減らしたいなら、午後2~3時頃に食べるようにしましょう。夜中に食べると太るとされるのは、BMAL-1というタンパク質が関係しています。このBMAL-1の量が多くなるほど脂肪を蓄えやすくなるのですが、午後2~3時頃は最もこの量が少ないので同じものを食べても太りにくくなります。
午後2時当たりからどんどんBMAL-1の量が増えていき、午前2時頃に最大となるので夜中に食べるのは避けた方が良いでしょう。(※6)
②よく噛んで食べる
ダイエット中なら、よく噛んで食べることも大切です。食べ物をよく噛んで食べることで満腹中枢が刺激され、同じ量の食事でも満足感を得やすくなります。おしるこはあまり噛まずにさらっと食べてしまう事も多いかもしれませんが、意識して咀嚼回数を増やすよう努めましょう。(※7)
③量を減らして愉しむ
カロリーや糖質量が高いおしるこは食べるのを控える方も多いかもしれませんが、我慢をしてストレスを溜めるのは、ダイエットが続かず失敗する原因にもなります。おしるこは1杯275kcalなので、少し量を抑えて愉しむと良いでしょう。
間食の1日の目安は200kcalとされるので、おしるこの量を半分にすれば他のおやつを愉しむ事もできるでしょう。ダイエット中でも我慢ばかりせず、上手におしるこを愉しみましょう。
住吉彩
管理栄養士
おしるこを食べても太りにくくするためには、まずは3食の食事のバランスを整えてあげることです。栄養バランスの整った食事は、消化吸収を促してくれたり、代謝を上げてくれる効果もあります。まずは3食しっかり食べることを意識し、身体の土台作りを行いましょう。