タコライスのカロリー・糖質は?栄養価やダイエット向きの食べ方など紹介!
【管理栄養士監修】タコライスのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、タコライス(1人前)のカロリー・糖質量を他の丼もの料理と比較しながら紹介します。タコライス(1人前)のカロリーを消費するのに必要な運動量や栄養価にくわえ、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
高カロリー・高糖質と言うとあまり良いイメージを持ちませんが、たっぷりの野菜と一緒に食べるタコライスは、野菜の栄養素もたくさん摂取することができます。
①レタス|食物繊維
タコライスの具材に外せないレタスはビタミンやカリウムを含みますが、食物繊維も豊富です。レタスの食物繊維は体内で水分を含んでふくらみ、食べすぎを防いだり、腸内を圧迫してお通じを促し、腸内の有害物質を排泄する働きがあります。その他ビフィズス菌のエサとなり腸内環境も整えるので、ダイエットに効果が見込めます。(※2)
②トマト|リコピン
タコミートの味付けのベースとなっているトマトには、カロテノイドの仲間のリコピンが豊富に含まれています。ビタミンEの何十倍もの高い抗酸化作用を持つリコピンは、がん予防や血中コレステロールの上昇抑制に効果があります。また美肌や美髪などの美容効果にも期待できるため、ダイエット中のビタミン不足にも一役買ってくれるでしょう。(※3)
③玉ねぎ|アリシン
玉ねぎには、アリシンという切ったときに目にしみる成分が含まれていますが、血液をサラサラにしてくれる効果もあります。血行が良くなることで、動脈硬化予防にも期待され、他にも血糖値やコレステロールの上昇抑制、疲労回復、代謝促進などの効能があります。細かく切るほどアリシンが活性化し、これらの効果も高くなると言われています。(※4)
タコライスをカロリーオフして作るには?
高カロリーなタコライスですが、カロリーカットするために具材や作り方を工夫することができるのでしょうか。
①牛ひき肉を鶏ひき肉に変える
カロリー | 糖質 | 脂質 | |
牛ひき肉 | 272kcal | 0.3g | 21.1g |
豚ひき肉 | 236kcal | 0.1g | 17.2g |
鶏ひき肉 | 186kcal | 0g | 12.0g |
牛ひき肉100g当たりのカロリーは、約272kcalです。それに対して、鶏ひき肉100gのカロリーは約186kcalなので、タコミートで使用するひき肉を牛肉や合い挽き肉から鶏肉に変えるだけで、カロリーオフが可能です。さらに、鶏ひき肉には糖質が一切含まれていないため、ダイエット中にも最適な食材です。
住吉彩
管理栄養士
自分でタコライスを作るときは、ひき肉の代わりに豆腐や高野豆腐で代用するのもオススメです。脂質が減りタンパク質をより多く食べることができるので、ダイエット中の方や筋トレをしている方にオススメです。
②低糖質米を取り入れる
タコライスは高カロリー・高糖質な料理ですが、その原因の半分以上はお米によるものです。お米のカロリーを減らすには、白米を玄米や雑穀米に変えるのも良いですが、ダイエット中や糖尿病疾患などで、特に糖質が気になる場合は、糖質をオフした低糖質米を用いるのもオススメです。
ダイエット中であれば、食物繊維が豊富な押し麦・もち麦入りの麦ご飯に変えるのもおすすめです。
③スパイスを活用する
タコミートを作る際、クミンやチリパウダーなど、様々なスパイスを使って調理しましょう。スパイスは抗酸化作用の高いものが多く、料理全体の風味も豊かになるので、塩分やケチャップなどの調味料の量を抑えることができます。本格的なタコライスに出来上がるだけではなく、余計なカロリーや糖質をオフすることができます。