ビーフシチューのカロリー・糖質は高い?太る?ダイエット向きの食べ方・カロリーオフする方法も紹介!
【管理栄養士監修】ビーフシチューのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、ビーフシチュー(1人前)のカロリー・糖質量をカレー・クリームシチューなどと比較しながら紹介します。また、ビーフシチュー(1人前)のカロリー消費に必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
カロリーの高いビーフシチューですが、少し工夫をすることで簡単にカロリーオフできます。カロリーオフする方法をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
①野菜・牛肉の下処理に油を使わない
ビーフシチューを作る時、肉・野菜を最初に油で炒めてから煮込みますが、ビーフシチューに使用する牛肉には脂が多いので余計なカロリーを増やしてしまう事になります。テフロン加工のフライパンなら油を引かなくても美味しく焼けるので、お肉の脂で野菜やお肉の旨味も十分引き出せます。
②牛肉の脂質が少ない部位を使う
カロリー | 脂質 | |
牛タン | 269kcal | 21.7ℊ |
牛モモ肉 | 182kcal | 9.6ℊ |
牛ヒレ肉 | 133kcal | 4.8ℊ |
牛ロース赤肉 | 130kcal | 4.6ℊ |
牛モモ赤肉 | 127kcal | 3.9ℊ |
ビーフシチューに欠かせない牛肉ですが、使う部位によってカロリーや脂質の量も変わってきます。例えば、ビーフシチューでは、モモ肉や肩ロースを使うことが多いですが、牛モモ肉(脂身あり)ではなくモモ肉の赤肉部位を使うことでカロリー・脂質も下げられます。
また、輸入牛は、国産や和牛よりも赤身が多く脂が少ないので、牛タンやモモ肉のような高カロリーな部位も輸入牛選ぶことでカロリーを下げらるので、覚えておくと良いでしょう。
竹本友里恵
管理栄養士
ビーフシチューに使用されるデミグラスソースは、ワインやトマトが材料となっています。ワインに含まれるポリフェノールは強い抗酸化作用を持ち、血圧を下げたり認知症予防に繋がります。また、トマトに含まれるリコピンも抗酸化力があり脂質に溶けやすいので、シチューの牛肉の脂質と組み合う事で吸収率が高くなります。牛肉で脂質やカロリーは一気に増えてしまいますが、肉の部位や量で摂取カロリーを減らすことができます。カロリーは和牛>国産牛>輸入牛の順番で多く、たんぱく質は輸入牛>国産牛>和牛の順番で多いです。和牛は肉の味がしっかりしていて美味しいと海外でも好評ですが、栄養価で選ぶと輸入肉の方が推奨できます。
③ご飯の量を減らす
ダイエット中はご飯はカロリーが高いので、一切食べないという方もいると思います。ご飯には糖質の他、たんぱく質・ビタミン・ミネラルなどの多くの栄養価が含まれているので量を減らすことをお勧めします。
カロリー | 糖質 | |
100ℊ(子供茶碗1膳) | 168kcal | 36.8g |
150ℊ(中茶碗 小) | 257kcal | 55.2ℊ |
160ℊ(中茶碗 並) | 269kcal | 58.88ℊ |
170ℊ(中茶碗 大) | 286kcal | 62.56g |
200ℊ(レトルトパック1個) | 320kcal | 73.6ℊ |
いつも並盛りくらいを食べてたのなら、それより少し減らし半分の量にするだけでカロリーや糖質量は抑えられます。また、レトルトのパックライスは意外にも大盛りより量が多いので半分ぐらいの量に抑えて見ましょう。
④糖質の低い野菜を入れる
ビーフシチューに入れる野菜を変えることでもカロリーを抑えることができます。にんじんやジャガイモなどの根菜類を多く入れると糖質もカロリーも増えてしまいますが、ブロッコリーやキノコ類を入れることで簡単にカロリーオフすることが出来ます。これらの食材には食物繊維も豊富で、満腹感も得やすいので、工夫しながら試してくださいね。
ビーフシチューの太りにくい食べ方
カロリーオフする方法を紹介しましたが、食べるときにも気を付けることでより効果的にダイエットできる方法があります。それでは、どんな事に気を付けると良いのか紹介しましょう。
①サラダを最初に食べる
サラダには、食物繊維が豊富なため、最初に食べると健康に良いとされてます。糖質の多いビーフシチューやご飯を先に食べると、急激に血糖値が上がりインスリンが大量に分泌され、糖がエネルギーに代わり、使われないとそのまま脂肪となるのです。サラダを最初に食べることで、糖質の吸収を穏やかにし、血糖値を上がりにくくします。
また、食欲や体重抑制にも効果があるので食べ過ぎも防いでくれます。健康的に食事をするためにも最初にサラダを食べる様にしましょう。(※2)
②よく噛んでゆっくり食べる
よく噛んで食べると、少しの量でも脳に食べた時の満腹感が伝わりやすくなり、食欲を抑えて、内臓脂肪の分解も促進します。また、噛む回数が増えるほど、血糖値の上昇を抑えられるうえ、エネルギーを多く消費するので太りにくい身体になります。料理を美味しく味わって頂くためにも、ゆっくりよく噛んで食べましょう。(※3)