シチューのカロリー・糖質は高い?太る?ダイエット向けのカロリーオフ・食べ方など紹介!
【管理栄養士監修】シチューのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、シチュー(1人前)のカロリー・糖質量をカレーなどと比較しながら紹介します。シチューのカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
- シチューのカロリー・糖質量は?
- シチュー(1人前)のカロリー・糖質
- シチューのカロリー・糖質量をカレーなどと比較
- シチュー(1人前)のカロリー消費に必要な運動量
- シチュー【市販・レトルト】のカロリー
- シチューをダイエット向きにカロリーオフするには?
- ①野菜・鶏肉の調理に油を使わない
- ②鶏肉の皮を取り除く
- ③ご飯の量を減らす
- ④低カロリーの野菜を選ぶ
- シチューのダイエット向きの太りにくい食べ方
- ①サラダを最初に食べる
- ②よく噛んでゆっくり食べる
- ③お茶を1杯飲む
- ④パンにバターはつけない
- シチューのカロリーオフなレシピのおすすめ
- ①バター不使用のシチュー
- ②鮭と白菜のシチュー
- ③ほうれん草のシチュー
- シチューのカロリーに注意して食べよう
①野菜・鶏肉の調理に油を使わない
シチューを調理する際には、最初の作業工程として野菜や鶏肉を油で炒めるのが一般的ですが、カロリーオフしたい場合は炒めるときに油を使わないようにすると良いでしょう。野菜から先に煮て、火が通ってから肉を入れるという作り方もできます。フライパンで炒めて作るのなら、油を使わないと焦げ付く場合があるので、テフロン加工のフライパンを使うのがおすすめです。
②鶏肉の皮を取り除く
カロリー | 糖質 | |
もも肉(皮あり) | 200kcal | 100g |
もも肉(皮なし) | 116kcal | 100g |
シチューの具材として人気のある鶏肉は、皮の部分に脂肪分が多く含まれているため、皮を取り除くだけでカロリーを約半分まで減らすことができます。ダイエット中はカロリーオフのために下処理の過程で皮を取り除くか、皮の付いていない鶏肉を買うと良いでしょう。
③ご飯の量を減らす
シチューと一緒にご飯を食べると、シチュー単品と比べて摂取カロリーと糖質量が大幅に増加します。なお、ご飯の量を100gに減らすことでシチューと合わせても437kcalまでカロリーオフできるので、ダイエット中はご飯の量を減らして食べるのがおすすめです。
④低カロリーの野菜を選ぶ
シチューは具材の種類をアレンジしやすい料理なので、カロリーオフしたい場合は低カロリーな具材を選ぶのも良い方法です。
シチューの具材にはじゃがいもやにんじんを使用する場合が多いですが、これを葉物野菜である白菜や小松菜に換えることでカロリーオフできます。白菜や小松菜は100gあたり14kcalとヘルシーなので、ダイエット中も安心して食べることができるでしょう。
竹本友里恵
管理栄養士
シチューを作る上で大事なのは野菜の下処理や調理方法です。シチューを煮込む前に油できちんと野菜を炒める事で、表面の糖分がカラメル化されて、味に深みが出ます。炒める順番は、火が通りにくいものから先に炒め、肉→ニンジン・タマネギ→ジャガイモなどがおすすめです。にんじんやじゃがいもは、乱切りにした後、面取りをし、煮崩れを防ぎましょう。ほうれん草のような葉もの野菜やブロッコリーはシチューに色移りがしやすく、かたちが崩れやすいので、別のお鍋で茹でて最後に合わせるようにしましょう。盛りつけのときに合わせると色鮮やかで綺麗なシチューができます。
シチューのダイエット向きの太りにくい食べ方
シチューは具材の種類や下処理を工夫することでカロリーオフできますが、食べ方を工夫するとより一層ダイエット効果を高められます。ここからは、シチューのダイエット向きな食べ方を紹介します。
①サラダを最初に食べる
シチューはパンやご飯と一緒に食べると糖質量が多くなりますが、食事の最初に糖質の多いものを食べると、血糖値が急上昇してインスリンが過剰分泌されてしまいます。インスリンは血中の糖分を脂肪に換えて体に蓄積させる作用があるため、過剰分泌されると肥満を引き起こす可能性があります。
このインスリンの過剰分泌を防ぐためには、サラダなどの食物繊維の多いものを最初に食べるのが効果的です。食物繊維を最初に取ることで糖質の吸収がゆっくりになるため、血糖値の急上昇を抑えてインスリンの過剰分泌も防ぐことができます。(※2)
②よく噛んでゆっくり食べる
人間が食事によって満腹感を感じるのは、食事に含まれる糖質を吸収して血糖値が上がって脳の満腹中枢が刺激されるためです。ただし、血糖値が上がってもすぐには満腹感を感じず、満腹感を感じるまでには約15分の時間がかかります。
そのため、早食いをする人は満腹感を感じる前に食べ過ぎてしまい、カロリーオーバーに陥る場合があります。このような早食いによる食べ過ぎを防ぐためにも、よく噛んでゆっくり食べるように意識すると良いでしょう。(※3)
③お茶を1杯飲む
緑茶などに含まれるカテキンとカフェインには、血糖値の上昇を抑える効果と脂肪の代謝を促進する効果があります。シチューには糖質も脂質も含まれているため、お茶を1杯飲むことでカテキンの効果による肥満防止が期待できるでしょう。(※4)