梅干しの食べ過ぎは危険?塩分過多で体に悪い?症状例や1日の適正量など紹介!

【管理栄養士監修】梅干しを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、梅干しの食べ過ぎで塩分過多による〈むくみ・高血圧・胃痛〉 などデメリットの例を症状・原因とともに紹介します。梅干しの適正量は1日何個までかや、食べ過ぎた場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)
専門家監修 |管理栄養士・栄養士 住吉彩
Ameba メルマガ Instagram
管理栄養士、野菜ソムリエプロ。 病院で1000人以上の食事指導、栄養管理を経験。現在は”食のチカラで、心も身体も健幸美人で溢れる社会を作りたい!”...
Ameba メルマガ Instagram
管理栄養士、野菜ソムリエプロ。 病院で1000人以上の食事指導、栄養管理を経験。現在は”食のチカラで、心も身体も健幸美人で溢れる社会を作りたい!”という思いから独立し、講座を主宰したり、講演、執筆、監修などを行っている。趣味は家庭菜園。万年ダイエッターを卒業するためのポイントをまとめたメルマガも配信中。

目次

  1. 梅干しは万能?でも食べ過ぎは健康に悪い?
  2. 梅干しを適量食べた時の効果・効能
  3. 梅干しの食べ過ぎで塩分過多となるデメリット・症状は?
  4. ①高血圧になる
  5. ②むくみやすくなる
  6. ③胃痛が起こる
  7. ④太ることはない
  8. 梅干しの食べ過ぎにならない量は?1日何個まで?
  9. 梅干しは1日1個まで
  10. 梅干しを食べ過ぎた場合の対処法は?
  11. カリウムを摂取する
  12. 梅干しは適度な量を食べよう

では、梅干しの食べ過ぎにならない量は、1日に何個までなのでしょうか。梅干しに含まれる食塩相当量とあわせて説明します。

梅干しは1日1個まで

男性(女性)
食塩相当量(梅干し1個) 4.4g
1日の摂取量の目安 8g(7g)
1日の摂取量の目安に占める割合 55%(63%)

梅干しの適切な摂取量は、基本的に1日1個までです。一般的な塩漬けされた梅干しは1個あたりの食塩相当量が4.4gとかなり多く、これは1個食べただけで成人の1日の食塩摂取目安の5〜6割にあたります。

ただ、はちみつ漬けなどの調味料漬けされた梅干しは一度塩抜きして味付けするため、食塩相当量も1.5gと比較的少なめです。妊娠中の人や子供は成人よりも食塩の摂取目安量が少ないので、調味料漬けの梅干しを選ぶと良いでしょう。

住吉彩

管理栄養士

梅干の食べ過ぎを防ぐために、1つ丸ごと食べるのではなく料理のアクセントとして食べるのはいかがでしょうか?梅干しをつぶして食材と混ぜこむことにより、さっぱりと食べることができるので特に食欲のない時にお勧めです。

梅干しは一日何個まで?3個は多い?塩分を抜く方法や適量時の効果も紹介!

梅干しを食べ過ぎた場合の対処法は?

適量が良いと分かっていても、梅干しをつい食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。そのような時は、どのように対処したら良いか紹介していきます。

カリウムを摂取する

梅干しを食べ過ぎてしまった際にはカリウムを摂取しましょう。カリウムを多く含む食材は、以下のようなものがあります。

・アボガド
・大豆
・りんご
・ほうれん草

カリウムには体内の余分な塩分を排出してくれる働きがあるので、塩分過多になってしまった時には、カリウムを含む食材を食事に取り入れると良いでしょう。カリウムは水溶性のため、茹でたり煮たりする調理方法では栄養が逃げてしまいます。焼く、蒸す、レンジで加熱する方法や汁まで飲めるスープなどで食事に取り入れるのがおすすめです。

日本人は食生活によって、慢性的に塩分過多になりやすいと言われています。梅干しを食べ過ぎてしまった時以外でも、カリウムを含む食材は出来るだけ意識して冷蔵庫にストックしておくと良いでしょう。(※4)

住吉彩

管理栄養士

梅干しは健康や殺菌効果も期待できるので、できるだけ毎日の食事に取り入れたいですが、やはり気になるのは塩分です。1日に1個以上食べる時は、他のおかずの食材を薄味にするなどして塩分量には気をつけましょう。

(*アボカドとりんごの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

アボカドの栄養素と効能は?成分が摂れる食べ方や食べ過ぎの注意点も紹介!
りんごの栄養素と効能は?皮付き・なしで比較!成分を増幅させる方法も紹介!

梅干しは適度な量を食べよう

先人の知恵から生まれた食品である梅干しには様々な健康効果があります。しかし、同時に塩分含有量も多く、食べ過ぎると塩分過多による健康上のデメリットも出てしまうので注意が必要です。梅干しを食べる際には適量を守って、日々の健康促進に役立てましょう。

関連する記事