梅干しは一日何個まで?3個は多い?塩分を抜く方法や適量時の効果も紹介!
梅干しは一日何個までが適量か知っていますか?今回は、梅干しは一日何個までに抑えるべきか、適量時に得られる効果を、塩分を抜く方法とともに紹介します。梅干しを適量に抑えられる美味しいレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
梅干しは一日何個まで?3個?

梅干しには、医者いらずと言われるほど健康によい食べ物ですが、一日に何個までなら食べてもよいのでしょうか。ここでは、梅干しを一日に何個なら食べてもよいのかを説明します。
梅干しは一日に1〜2個に抑えよう
塩分 | |
梅干し1個 | 4.4g |
梅干し(はちみつ)1個 | 1.5g |
成人男性(適量) | 7.5g |
成人女性(適量) | 6.5g |
子ども(適量) | 3.5~7g |
梅干しには、健康によい様々な効果・効能がありますが塩分が高いため一日1個~2個が最適です。しかし、はちみつ漬けの梅干しは塩分相当量が1.5gと少ないので、一日に4個~5個食べても問題ないでしょう。
また、汗をたくさんかく夏に塩分補給の為に梅干しを食べる人も多いと思いますが、1日に10個も食べると塩分の過剰摂取になり健康によくないのでやめてください。
(*梅干しの食べ過ぎは危険かどうかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
梅干しは一日1個は食べるべき?適量時の効果は?

一日に梅干しを何個も食べるのは、健康によくないことが分かりましたが一日1個は食べた方がよいのでしょうか。ここでは、梅干を適量食べた場合の効果を紹介します。
①疲労が回復する
梅干しにクエン酸という有機酸が多く含まれており、疲労回復効果が期待できます。クエン酸は、体の疲れやだるさの原因となる乳酸を体外へ排出してくれるので、体のだるさだけでなく肩こりにも効果的です。
②食欲が増す
梅干しの酸味には、食欲を増進させる効果があります。食欲増進もクエン酸によるもので、唾液や胃液の分泌を促進させることで食欲増進に繋がります。特に、夏バテなどによって食欲がない時に食べるのがおすすめです。
③腸を整える
梅干しには、植物性乳酸菌や悪玉菌を抑制するカテキン酸というアミノ酸が含まれています。そのため、梅干しを適量食べることは腸内環境の改善に効果的です。はちみつ漬けの梅干しには、はちみつのグルコン酸が多く含まれており、グルコン酸にはビフィズス菌を増やす効果があると言われています。
④食中毒を予防する
梅干しには、食中毒の原因菌である黄色ブドウ球菌や病原性大腸菌などの増殖を抑制する効果があります。これはクエン酸の強い殺菌力によるもので、科学的にも明らかになっています。また、塩には防腐作用があるため食中毒防止のために梅干しを食べるだけでなく、お弁当に入れるのもおすすめです。
⑤カルシウムや鉄が吸収されやすくなる
梅干しのクエン酸によるキレート作用で、小腸でカルシウムや鉄の吸収を高める効果もあります。キレート作用とは、カルシウムや鉄などを体内で吸収されやすい形に変えることです。骨の成長過程にある子どもや骨粗鬆症のリスクが高い人、貧血気味の人は、カルシウムの吸収率を上げてくれる梅干しを食べてみてください。
⑥ダイエット・美容効果
梅干しを適量食べた場合、ダイエットや美容効果が期待できます。これは、梅干しに含まれるクエン酸やバニリン、ムメフラールに脂肪燃焼を促進する働きがあるためです。また、ビタミンEによる抗酸化作用によってアンチエイジング効果も期待できます。
はちみつ漬けの梅干しはビタミンやミネラルが豊富で、はちみつ自体にもアンチエイジング効果があります。酸味の強い梅干しが苦手な人は、はちみつ梅を食べてみてください。
⑦コレステロールを抑える
梅干しには、コレステロールを抑えて血液をサラサラにする効果も期待できます。梅干しに含まれるクエン酸やポリフェノールによるもので、動脈硬化の予防や循環器系の病気の予防や改善にも効果的です。健康のために、血糖値や中性脂肪を下げてくれる梅干しを食生活に取り入れてみてください。
⑧熱中症対策
熱中症対策には、水と塩を摂取するより、水と梅干しを摂取した方が効果的です。梅干しには、経口補水液と同じ食塩やクエン酸ナトリウム、塩化カリウムが含まれており、失われた塩分やミネラルを効率よく摂取することができます。梅水は、500mlの水に潰した梅干し1個とはちみつ大さじ1を加えて混ぜるだけで作れます。
梅干しの塩分量が気になる場合に塩分を抜く方法は?

時間 | 塩分 |
3時間後 | 4.8g |
12時間後 | 4.3g |
24時間後 | 2g~2.5g |
食塩相当量5gの梅干しを3時間、12時間、24時間塩水に漬けて塩抜きした場合、塩分量は表のようになります。梅干しの塩分を12時間以上かけて抜く場合は、12時間ごとに塩水を新しいものに変えてください。塩水を使って塩を抜く際は、水90gに対して10gの塩を溶かして塩分濃度10%の塩水を作ります。
(*梅干しの塩抜きについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
梅干し一日1個でも満足できる美味しいレシピを紹介!
梅干しには様々な効果や効能があるため、健康のために毎日の食事に取り入れるのがおすすめです。ここでは、簡単に作れて美味しいおすすめの梅干しレシピを紹介するので作ってみてください。
①鶏むね肉ときゅうりの梅肉和え
鶏むね肉ときゅうりを梅肉と合わせて作る、さっぱりとした味わいの一品です。鶏むね肉1/2枚で作る場合は、梅干しも2個から1個に変更します。はちみつ漬けの梅干しを使う場合は、調味料の量を調整してください。
②豚肉と梅と大葉のミルフィーユカツ
梅干しは大きいサイズのものを2個使用し、種類はかつお梅やはちみつ梅などでも美味しく作れます。少ない油でも揚げられるように、薄く折りたたんでから衣を付けるのがポイントです。
③鯖缶と梅干しの簡単炊き込みご飯
鯖缶と梅干し2個で作る、簡単炊き込みご飯のレシピです。白米は、洗米後に30分~1時間程浸水させます。米2合に対して梅干し2個で作るので、梅の風味が物足りない場合は炊き上がってから梅干しを追加しても構いません。
梅干しは一日1〜2個までに抑えよう
梅干しには、疲労回復や食中毒予防の他、整腸作用や動脈硬化の予防効果があります。一日に何個も食べるのはよくないですが、健康のためにも一日1個~2個に抑えながら毎日の食生活に取り入れてみてください。