豆腐の食べ過ぎは危険?病気や生理不順になる?1日の摂取量目安など紹介!
【管理栄養士監修】豆腐を食べ過ぎるとどうなるかと知っていますか?病気になるのは本当でしょうか?今回は、豆腐の食べ過ぎによる〈下痢・太る・生理不順〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。豆腐の食べ過ぎになる量の目安も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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豆腐の食べ過ぎに注意?
豆腐はクセがなく淡泊な味で、冷や奴でそのまま食べたり味噌汁の具にしたりと私たちの食卓に馴染みの深い食材です。また、タンパク質が豊富で低カロリーなので、ダイエットにも役立つ食材として知られていますが、豆腐の食べ過ぎには注意が必要です。ここでは、豆腐を食べる際の注意点について紹介します。
糖質制限・ダイエットで豆腐を食べ過ぎる傾向にある
豆腐はカロリーや糖質量が低いので、糖質制限やダイエットに取り入れる方も多い食材です。しかし、カロリーや糖質を抑えるために豆腐の食べ過ぎに陥っているケースも多くあります。ダイエット中とはいえ、毎日豆腐ばかりを大量に摂取すると、身体に支障を生じる場合があるので注意が必要です。(※1)
(*豆腐ダイエットの効果や注意点について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
豆腐の食べ過ぎでどうなる?病気になる?
豆腐の食べ過ぎは、体に悪影響を及ぼす場合があります。ここでは、豆腐の食べ過ぎによって起こる体調の変化や起こりうる病気について紹介しましょう。
①下痢・腹痛
豆腐を固める際に使用される「にがり」の主成分は、塩化マグネシウムです。この塩化マグネシウムは便秘薬としても使用されている成分のため、体質的に下痢をしやすい人が食べ続けるとお腹が緩くなる場合があります。
さらに、豆腐には水分が多く含まれるため、水分の摂り過ぎも下痢や腹痛を起こす要因となります。豆腐を食べて下痢や腹痛を起こした時は、食べ過ぎを疑ってみる必要があるでしょう。(※2、3)
②おならがでやすくなる
豆腐は畑の肉と称される大豆からできており、タンパク質が豊富な食材です。腸内細菌がタンパク質を分解する時にはアンモニアなどの臭いと感じるガスが発生します。タンパク質が豊富な豆腐を食べ過ぎることで、おならの量や臭いが増えてしまうので、食べる量には注意しましょう。(※4)
③生理不順になることがある
豆腐は、イソフラボンが多く含まれていることで有名です。このイソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするため、適量であればや更年期障害の軽減や乳がんの予防効果などを発揮しますが、過剰摂取すると女性ホルモンのバランスを崩して生理不順などの不調を引き起こします。
イソフラボンの過剰摂取は卵巣に悪影響を及ぼすという研究結果も発表されているので、過剰摂取には注意が必要です。(※5)
④貧血
貧血は、血中のヘモグロビンの材料となる鉄分が不足することによって起こります。豆腐に含まれる鉄分は「非ヘム鉄」と呼ばれる身体に吸収されにくい鉄分で、ビタミンCや動物性タンパク質と一緒に摂ることで体に吸収されやすくなります。つまり、豆腐ばかりを食べていると体内の鉄分が不足してしまう可能性があるので注意が必要です。
鉄分不足を防ぐためにも、ダイエット中も豆腐ばかりを食べるのではなく、適量の肉類を食べるようにしましょう。(※6)
⑤腎臓に負担をかける
豆腐の食べ過ぎは腎臓に負担をかける可能性があるため、注意が必要です。腎臓には、身体の水分や塩分量を調節し、老廃物を体外に排出する働きがあります。
豆腐にはタンパク質が豊富に含まれていますが、タンパク質の分解によって生成される尿素は腎臓からしか排泄できません。そのため、タンパク質を多く摂取すると体内の尿素が増加し、腎臓への負担が大きくなります。腎臓に負担をかけすぎないためにも、豆腐の食べ過ぎによるタンパク質の過剰摂取には気を付けましょう。