豆腐の食べ過ぎは危険?病気や生理不順になる?1日の摂取量目安など紹介!
【管理栄養士監修】豆腐を食べ過ぎるとどうなるかと知っていますか?病気になるのは本当でしょうか?今回は、豆腐の食べ過ぎによる〈下痢・太る・生理不順〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。豆腐の食べ過ぎになる量の目安も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
⑥太る
カロリー | |
木綿豆腐(100g) | 72kcal |
木綿豆腐(300g) | 216kcal |
ご飯(1杯:150g) | 252kcal |
豆腐は水分も多く低カロリーなイメージがありますが、豆腐1丁(300g)とご飯1杯を比べると、それほどカロリーに差はありません。また、豆腐は肉や魚と同様に豊富なタンパク質を含んでいるため、豆腐をご飯代わりに食べると、タンパク質を摂り過ぎてしまうことになります。
タンパク質は、筋肉や内臓などを構成する大事な栄養素ですが、食べ過ぎは太る原因になるので注意が必要です。食事の栄養バランスを良くするためにも、豆腐を食べる際は肉や魚を半分程度に減らして、タンパク質の摂り過ぎにならないようにしましょう。(※7)
住吉彩
管理栄養士
どんな食材でも食べ過ぎは良くありませんが、豆腐は手軽に食べることができる食品です。全体的な量を見て紫色が少し少ないと思ったときには、3分の1ほどの豆腐をプラスしてあげると食事のバランスも整うでしょう。
豆腐の食べ過ぎになる量の目安は?
豆腐を食べる時は、適量を把握しておくことで食べ過ぎを防ぐことができます。ここでは、豆腐の食べすぎになる量と、1日あたりの適切な量の目安を紹介しましょう。
一丁は食べ過ぎ
木綿豆腐1丁(300g)には、ゆで卵約3個分にあたる約20gのタンパク質が含まれます。そのため、豆腐を1丁食べたうえに肉や魚、卵を使った料理も食べると、タンパク質の摂り過ぎになるので注意が必要です。
また、豆腐に含まれるオメガ6系の必須脂肪酸は、体内では合成できないため食物から摂取する必要があります。しかし、オメガ6系の必須脂肪酸を摂り過ぎると動脈硬化や心臓の病気などを誘発する場合があります。
このように、豆腐を一丁食べるとタンパク質や脂質の過剰摂取につながる場合があるので、一丁すべて食べることは避けましょう。(※8)
一丁の半分・三分の一が適量
一日の食事の中で肉や魚なども食べる場合には、豆腐の1日の摂取量は半丁、または3分の1量が適切です。1食の中で豆腐と肉や魚を両方食べるとタンパク質の過剰摂取になる可能性があります。1食を豆腐料理に、あとの2食を肉や魚にするなどしてタンパク質の量を調節しましょう。
住吉彩
管理栄養士
大豆イソフラボンが含まれていて女性には嬉しい効果や、コレステロール値を下げる効果もある豆腐ですが、豆腐ばかり食べる食事では動物性タンパク質や鉄などの栄養素が不足してしまいます。どんなに良い食品も良とバランスが大切です。
豆腐を適量食べた場合の効果・効能は?
豆腐の食べ過ぎは身体に悪影響を及ぼす可能性がありますが、適量であれば体に良い効果や効能をもたらします。ここでは、豆腐を適量食べた場合の効果・効能を紹介します。
①便秘改善・整腸効果
豆腐にはオリゴ糖やマグネシウムが豊富に含まれています。豆腐に含まれるオリゴ糖は腸内の善玉菌を増やして腸内環境を改善し、マグネシウムも腸の動きを活発にするため、便秘の改善が期待できます。
豆腐自体には食物繊維はほとんど含まれていないため、食物繊維が豊富な野菜などを組み合わせることでより整腸効果を高めることができるでしょう。