パイナップルの食べ過ぎで太る?舌がピリピリしびれる?原因や防止策を紹介!
【管理栄養士監修】パイナップルを食べ過ぎるとどうなるのでしょうか?今回は、パイナップルの食べ過ぎによる〈太る・舌のしびれ〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。パイナップルで舌・口の中がピリピリしびれるのを防止する方法や適量食べた場合の効果・効能も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
熟れていないパイナップルには口の中が荒れる原因となるシュウ酸カルシウムが多く含まれるので、よく熟れているパイナップルを選びましょう。完熟したパイナップルはずっしりとした重みがあり、葉は濃い緑色でハリがあるのが特徴です。
また、パイナップルは葉に近い上の部分よりも下の方に甘味が集まりやすくなります。完熟した甘味の強いパイナップルは、下膨れして弾力もあるので選ぶ際の目安にしましょう。
(*パイナップルの完熟・食べ頃の見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②缶詰のパインを食べる
ブロメリンは熱に弱く60度以上で加熱すると酵素の働きが失われるので、熱加工しているパイナップルの缶詰は食べても舌や口がしびれることはありません。ピリピリするのがどうしても苦手な方は缶詰を利用したり、生のパイナップルを電子レンジで少し加熱すると良いでしょう。
パイナップルを適量食べた場合の効果・効能は?
パイナップルを食べ過ぎるデメリットを見てきましたが、適量食べた場合にはどのような効果、効能が期待できるのでしょうか?
①便秘解消・整腸効果
パイナップルは食物繊維の中でも水に溶けない不溶性食物繊維を豊富に含みます。不溶性食物繊維は水分を吸収して膨らみ、便の量を増やして排便を促すので便秘解消に効果的です。また、食物繊維には腸内環境を整える菌を増やす効果があることも明らかになっており、毒素が溜まりにくく痩せやすい体になるため、ダイエットにも効果的です。
②疲労を回復する
パイナップルに含まれるビタミンB1、クエン酸には疲労回復する効果が期待できます。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える代謝の補酵素として働き、不足すると代謝がスムーズに行われず乳酸が蓄積し疲労の原因になります。更にクエン酸には乳酸を分解する効果があるので、疲れている時におすすめの果物です。(※3)
③抗酸化作用による老化防止効果
パイナップルには、ビタミンCも豊富に含まれています。ビタミンCには体に有害な活性酸素を無毒化する抗酸化作用があり老化や動脈硬化、癌の予防に役立ちます。ビタミンCは水に浸すと栄養分が流れ出てしまうので、そのまま食べられるパイナップルは効率よく栄養補給できるでしょう。(※4)
(※パイナップルの栄養価・効能についてもっと知りたい方はこちらの記事を参照してください。)
パイナップルは適度な量を食べよう
パイナップルは食べ過ぎると肥満や舌や口のしびれに繋がる心配がありますが、適量で食べると便秘解消、疲労回復などの効果が期待できる栄養のある果物です。生で食べるだけでなく、料理にも上手に活用して摂るようにしましょう。