鉄玉子の危険性・副作用は?サビが体に悪い?正しい使い方も紹介!
鉄玉子は危険・副作用があると言われますが本当でしょうか?サビが体に悪いとの心配もあります。今回は、鉄玉子の危険性・副作用があると言われる理由〈鉄サビ・鉄分の過剰摂取〉とその真偽を紹介します。鉄玉子はどれくらい効果があるのかも使い方と紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 鉄玉子は危険?副作用があるって本当?
- そもそも鉄玉子とは
- 鉄玉子の危険性・副作用があると言われる理由①鉄分の取り過ぎへの懸念
- 鉄玉子による鉄分量は多くないので心配ない
- 鉄玉子の危険性・副作用があると言われる理由②サビが体に悪いか心配
- 鉄玉子の鉄サビは身体に害はない
- 鉄玉子の鉄サビの取り方
- では鉄玉子の効果はどれくらいある?貧血に効果なしとの噂も?
- 鉄玉子から溶け出す鉄分は微量だが「二価鉄」で吸収率が良い
- 鉄玉子で血液中のヘモグロビンや鉄の値が改善した結果もある
- 鉄玉子の効果を感じた人の口コミ
- 鉄玉子の正しい・安全な使い方は?
- 鉄玉子の基本の使い方
- 鉄玉子のお手入れ
- 鉄玉子の保管法
- 鉄玉子を使用時の注意点
- 鉄玉子のおすすめは?
- ①ザ・鉄玉子(785円)
- ②鉄の健康鯛(1100円)
- ③南部鉄玉ハローキティ(2010円)
- 鉄玉子に危険性・副作用はない
鉄玉子は危険?副作用があるって本当?
手軽に鉄分補給ができると話題の鉄玉子は危険なのでしょうか。また、副作用があって危険というのは本当なのでしょうか。今回は、鉄玉子を使って鉄分補給できるのか、危険というのは本当なのかについて紹介します。
そもそも鉄玉子とは
鉄玉子とは岩手県盛岡市の南部鉄器が有名な小さな鋳鉄の塊で、黒豆を煮るときに一緒に煮ると黒色がきれいに発色したり、なす漬けの色留めなどの用途があります。鉄玉子を入れてお湯を沸かしたり炊飯すると鉄分が溶け出して体に補給され、貧血で困っている鉄分不足の女性にも人気がある生活雑貨です。
鉄玉子の危険性・副作用があると言われる理由①鉄分の取り過ぎへの懸念
南部鉄器でできた鉄玉子の危険性や副作用があると言われる理由の一つに、鉄玉子を使うと鉄分を取り過ぎてしまうのではという心配があります。ここでは、鉄玉子を使うことが鉄分過多になるのかについて説明します。
鉄玉子による鉄分量は多くないので心配ない
下記は鉄玉子を1個入れたやかんで、水1Lを沸かしたときの鉄分の溶出試験結果です。
●鉄溶出試験結果
「ザ・鉄玉子」1個を入れたやかんで、水1Lを沸かすと
沸騰時:0.042mg
3分後:0.050mg
10分後:0.069mg
鉄分が溶出します。
岩手大学教育学部 及川桂子教授 測定
沸騰時から10分後までのデータを見ると、鉄の溶出量は最大でも0.069mgと僅かです。成人男性が一日に摂取しなければならない鉄分量の推奨量は7.5mgなので、その量が決して多い量ではなく心配はいらないことがわかります。
鉄分というと鉄欠乏性貧血の人に処方される鉄剤と同じ副作用が、鉄玉子を使用した時にもあるのではと心配する人もいるようです。鉄剤の副作用は吐き気、下痢、胃痛などです。鉄剤の1日量は50mgから200mgで、鉄玉子使用時の鉄分量とはかけ離れています。
このことから鉄剤使用時の副作用や健康への悪影響は、鉄玉子を使用して出ることはないと考えてよいでしょう。
鉄玉子の危険性・副作用があると言われる理由②サビが体に悪いか心配
鉄玉子の危険性や副作用があると言われる理由の二つ目は、サビが体に悪影響を及ぼすのではとの懸念です。ここでは、鉄玉子やその他の南部鉄器に発生する鉄サビが体に悪いのかや、鉄玉子についたサビをきれいに落とす方法をあげています。鉄玉子を使おうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
鉄玉子の鉄サビは身体に害はない
鉄玉子についた水分を拭き取らずに放置すると赤茶色のサビができますが、これは酸化鉄といって体に悪影響や健康被害はありません。もっと長期間に渡って、この状態を放置すると黒いサビができますが、これも危険なものではなく心配はありません。
鉄玉子の鉄サビの取り方
鉄玉子を放置してしまい、鉄サビがついたときの取り方は下記の通りです。
錆びつかせて湯が濁ってきた時・
沸かしたお湯ににおいがある時
煎茶を煮出します。
本体を軽くすすいだ後、水を8分目まで入れ茶さじ一杯程度の煎茶をだしパックかお茶パックにいれて水から30分くらい煮込んでください。これは煎茶に含まれるタンニンと鉄分の化学反応を利用した金気止めです。お茶を煮出した後はお湯に多少の色味がつくことがありますが赤サビのような濁りや金気がなくなりましたらご使用いただけます。お湯を沸かしていくうちに色味も和らいでいきます。 ※空だきに注意してください。
※吹きこぼれに注意してください。
熱湯が吹きこぼれないよう、フタをずらして蒸気を抜きながら、中火以下の火力で沸かしてください。