冷凍ブロッコリーの栄養価は生より低いの?成分を逃さない茹で方・調理法など紹介!
【管理栄養士監修】冷凍ブロッコリーに栄養はあるのでしょうか?今回は、冷凍ブロッコリーの栄養価を〈生・冷凍〉や〈市販・自家製〉で比較して紹介します。栄養が取れる解凍方法や食べ方にくわえ、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
冷凍ブロッコリーには様々な使い方がありますが、その中でも効果的な食べ方やポイントをお伝えします。
①ブロッコリーとの食べ合わせを考える
まずはブロッコリーと相性の良い食べ合わせを紹介します。美味しいだけでなく、栄養をより発揮できる組み合わせなので参考にしてください。
・鶏肉
・チーズ
・アボカド
・パプリカ
ブロッコリーは野菜の中でも植物性タンパク質が多く含まれています。鶏肉やチーズ等の動物性タンパク質を一緒に摂取すると、植物性タンパク質の吸収力も上がります。またアボカドに多く含まれるビタミンEは抗酸化作用が強い栄養素ですが、ブロッコリーに多く含まれるビタミンCがあると、復活して働き続けることができる組み合わせです。
パプリカはブロッコリーと同様にビタミンCを多く含む代表的な野菜です。増強効果で美肌や美白、アンチエイジング効果も期待できるのでぜひ一緒に食べてみてください。
住吉彩
管理栄養士
ブロッコリーは様々な栄養素が含まれていますが、単体で食べるよりもいろいろな食材を組み合わせて様々な栄養素を取り入れてあげることで、ブロッコリーに含まれている栄養素の吸収をさらにアップしてくれます。ブロッコリーだけではなく、いろんな食材から栄養素を摂って効率的に栄養を取り入れましょう!
②ブロッコリーの茎まで食べる
ブロッコリーの茎を捨ててしまってはいけません。実はブロッコリーの茎には、つぼみ以上の栄養素が含まれています。カロテンやカリウムが多く、特にビタミンCはレモンの約2倍量が入っているので、ぜひ食べてみてください。
細い茎の部分は葉つきのまま切り落として食べやすい大きさにカット、太い茎の部分は外側の皮を剥くことで、簡単に柔らかく調理できます。またスムージーやポタージュの材料としてミキサーを使用すると、滑らかになり美味しく食べられます。
(*ブロッコリーの茎の栄養価について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③茹でる場合は短時間で抑える
冷凍ブロッコリーを茹で調理すると2度茹でになるので、より栄養価が下がります。特に水溶性の栄養素は茹で汁に多く流れ出てしまうので、加熱は短時間で抑えることを心掛けてください。硬めにサッと茹で、その後冷水で色止めすると綺麗に仕上がります。
茹でる以外の調理法として、電子レンジやトースターで加熱すると栄養分の流出を防げるのでお勧めです。しかし茹でる場合と違い硬さの確認が出来づらいので、少しずつ様子を見ながら加熱してください。
冷凍ブロッコリーの栄養が取れるレシピ
ここからは冷凍ブロッコリーの豊富な栄養を、余さず摂取できるレシピを紹介します。食べ合わせも良い3品をお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
①鶏肉と冷凍ブロッコリーのガーリック炒め
鶏肉と一緒にサッと炒めるだけで、植物性タンパク質と動物性のタンパク質を効率的に取ることができます。低糖質高タンパクな組み合わせでダイエットの見方になる一品です。
②冷凍ブロッコリーとアボカドのチーズサラダ
冷凍ブロッコリーをレンジ加熱することで、簡単かつ栄養価を多く残すことができる一品です。アボカドのビタミンEとブロッコリーのビタミンCの相性ピッタリペアで食べてみてください。