コーヒーの健康効果とは?飲み過ぎると副作用も?1日の適量やアレンジのおすすめなど紹介!

【管理栄養士監修】コーヒーにある効果・効能を知っていますか?今回は、〈風邪防止・疲労回復〉など、コーヒーの栄養成分の健康・美容への効果効能を、おすすめの飲み方とともに紹介します。コーヒーを飲み過ぎる注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 竹本友里恵
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。...
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。最近はスポーツ栄養にも興味あり。趣味はフラワーゼリーなどのお菓子作りや写真です。幼少期から高校まで過度な野菜嫌いと偏食だった経験があり、食事によって身体の調子が良くなる事を体感したことから管理栄養士を目指す。正しい知識を学び、楽しい人生を送りましょう!よろしくお願いします。

目次

  1. コーヒーは体に良い?悪い?
  2. コーヒーの効能は?健康に効果あり?
  3. ①肥満防止
  4. ②血液をサラサラにする
  5. ③心臓病や脳卒中を予防
  6. ④高血圧を予防する
  7. ⑤リラックス効果
  8. ⑥糖尿病の予防
  9. ⑦老化防止
  10. ⑧便秘の改善
  11. コーヒーの飲み過ぎはNG?理由は?
  12. カフェインの過剰摂取による副作用
  13. コーヒーは1日何杯まで飲んでいいの?毎日は体に悪い?
  14. 1日に3杯程度が目安
  15. 毎日飲んでも問題ない
  16. コーヒーの効果的な飲み方は?
  17. ①インスタントではなくドリップコーヒーで飲む
  18. ②運動の前に飲む
  19. ③浅煎りと深煎りを両方飲む
  20. ④食事と一緒に飲む
  21. コーヒーのおすすめアレンジ方法
  22. ①コーヒーとチョコレートを一緒に食べる
  23. ②コーヒーにきな粉を加える
  24. ③牛乳の代わりに豆乳を使う
  25. ④コーヒーに酢を加える
  26. ⑤コーヒーに焼酎を加える
  27. ⑥コーヒーにレモンを加える
  28. ⑦コーヒーに緑茶を加える
  29. コーヒーの効果・効能をうまく取り入れよう

コーヒーには、傷ついた細胞を修復する働きをするニコチン酸が含まれているのが特徴です。このニコチン酸は加齢とともに減少するため、細胞の修復が追い付かなくなることで老化が進むと言われています。そこで、コーヒーからニコチン酸を補充することで、細胞の修復が促進されて老化を抑制することができます。

さらに、コーヒーに含まれるポリフェノールにも皮膚の老化を遅らせる働きがあることから、肌の老化防止にも効果的です。加齢による老化が気になり始めた時には、意識的にコーヒーを飲むようにしましょう。

⑧便秘の改善

コーヒーを飲むと、個人差はあるものの大腸の蠕動運動が活発になることが知られています。その作用は特にカフェイン入りのコーヒーで強くみられますが、カフェイン抜きのコーヒーにも弱いながらも効果が見られるのが特徴です。さらに、コーヒーを飲むことで腸内の善玉菌が増えるといった研究結果もあります。

コーヒーは、これらの効果から便秘の改善に役立つ飲み物なので、便秘に悩みがちな方は試しにコーヒーを飲んでみると良いでしょう。

コーヒーの飲み過ぎはNG?理由は?

コーヒーを飲み過ぎると体に良くないといった話を聞いたことがある方も多いかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか。ここでは、コーヒーの飲み過ぎによる体への影響を解説します。

カフェインの過剰摂取による副作用

コーヒーの飲み過ぎは、カフェインの過剰摂取による副作用を起こすことがあります。以下のような症状には気を付けましょう。

・食欲不振
・震え
・悪心
・嘔吐
・頻脈
・低血圧
・意識障害
・けいれん発作
・頻脈
・不整脈

カフェインは一度に多く摂取すると中毒症状を引き起こします。軽い中毒の場合には食欲不振や悪心・嘔吐などが起こり、重度の中毒になると意識障害やけいれん発作などが起こる場合もあるので注意が必要です。最も危険なのは不整脈で、最悪の場合は心停止から死に至るケースもあります。

カフェインはエナジードリンクや栄養ドリンクなどにも多く含まれているため、これらを飲む時はカフェイン入りのコーヒーを同時に飲まないほうが無難です。また、副作用が出るカフェインの量には個人差があるので、カフェインの摂取後に異変を感じた場合は医療機関の受診も検討しましょう。(※3)

竹本友里恵

管理栄養士

コーヒーを飲むのに控えた方がいい時間帯は、朝起きた後60分、お昼の12時〜13時、夕方17時〜19時です。この時間にはコルチゾールと呼ばれるストレスに敏感に反応するホルモンが分泌されますが、コーヒーの摂取によってコルチゾールの生産が阻害される恐れがあります。このホルモンは脳を覚醒させる働きがあるので、コーヒーを飲む事で体が覚醒せず、眠気が覚めない、だるさを感じるといった症状を招くことになります。コルチゾールの抑制を習慣化するとカフェインに対して耐性ができてしまい、コーヒーの効果である覚醒作用をはじめ、疲労回復作用、記憶力向上、ダイエット作用を感じる事ができなくなってしまうので、時間帯に注意しましょう。

コーヒーは1日何杯まで飲んでいいの?毎日は体に悪い?

コーヒーは健康に良い飲み物である一方で、飲み過ぎは健康を害する恐れがあるため、適正な量を知っておくことが大切です。ここでは、コーヒーの1日当たりの適正量について解説します。

1日に3杯程度が目安

コーヒー1杯に含まれるカフェインの量は、1杯あたり150mlのコーヒーであれば60~90mg程度です。1日当たりのカフェインの摂取量は成人で1日400mg未満に抑えることが推奨されていることから、コーヒーを飲む場合は1日3~5杯までが適量と言えるでしょう。

なお、コーヒーに含まれるポリフェノールについては1日500mg摂取すると、血液をサラサラにする効果や脂肪燃焼効果などの体に良い効果が高まると言われています。500mgのポリフェノールは、3杯程度のコーヒーを飲めば摂取できるので、1日に飲む量は3杯程度を目安とするのが健康のためにもおすすめです。

ただし、妊婦や授乳婦についてはカフェインの摂取量を1日200mg未満に抑えることが推奨されています。カフェインの摂り過ぎは胎児や乳児に影響を及ぼす可能性があるので注意しましょう。

毎日飲んでも問題ない

コーヒーは、飲み過ぎるとカフェインの過剰摂取などによる害をもたらすことがありますが、適量であれば毎日飲んでも問題ありません。毎日飲むことによって、心臓病や糖尿病のリスクが減少することも知られているので、適量を楽しむことは健康維持にも役立つでしょう。

コーヒーの効果的な飲み方は?

コーヒーは、どのような飲み方をすると健康に良いのか気になる場合もあるでしょう。逆に、飲み方次第では効果が半減してしまう場合もあるので注意が必要です。ここでは、健康維持に役立つコーヒーの飲み方をいくつか紹介します。

①インスタントではなくドリップコーヒーで飲む

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