ビール飲みながらダイエットできる?太るは嘘?飲み方や商品のおすすめを紹介!
【管理栄養士監修】ビールダイエットを知っていますか?太るイメージがありますが、ダイエット中に飲んでも良いのでしょうか?今回は、ビールのダイエット中の飲み方や、ビールに期待できる効果も紹介します。〈糖質ゼロ・ノンアルコール〉など、ダイエット向けビールのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ビールを飲みながらダイエットできる?太らない?

お酒好きの人のお腹だけがぽっこりと出ている事をビール腹と言いますが、ビールはダイエット中に良くないイメージがあります。太るイメージの強いビールですが、飲みながらのダイエットは出来るのでしょうか。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
ダイエット中のビールで太るかは飲み方次第
飲み方次第ではビールは太る原因になってしまうので、ダイエット中はビールの飲み方に気を付けましょう。ビールに含まれる麦芽やホップには葉酸やビタミンなど女性に嬉しい成分も豊富に含まれているので、飲む量や飲み方に注意してビールを上手に愉しみましょう。
(*ビールの栄養成分や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ビールが太るとされる理由は?

たくさん飲んでしまうとビール腹になりやすいですが、ビールが太るとされる理由には何があるのでしょうか。
①糖質が高い
糖質 | |
ビール | 3.4g |
日本酒 | 4.5g |
赤ワイン | 1.5g |
ラム | 0.1g |
ウィスキー | 0g |
ビールが太ると言われる理由に、比較的糖質量が高い事が挙げられます。アルコールを摂取しすぎると糖質を消費しきれずに太ってしまうこともありますし、糖質量が高いおつまみを一緒に食べ過ぎることによってお腹が出てしまう事が多いようです。(※2)
②カロリーが高い
カロリー | |
ビール | 40kcal |
白米 | 130kcal |
パン | 264kcal |
うどん | 105kcal |
ビールや他の酒類にも共通していますが、アルコール自体のカロリーはエンプティカロリーと言われ熱としてすぐに代謝されます。しかし、お酒にはアルコール以外のカロリーも含まれており、飲みすぎは体脂肪として蓄積されていくので注意が必要です。
上記の表からも分かる通り、100mlで、ご飯やパンまでは行かないものの、うどんの約半分くらいのカロリーがあります。ジョッキ1杯500mlで、飲み会で2杯、3杯飲むことを考えるとビールのカロリーには注意すべきことがわかりますね。
③アルコールで中性脂肪が溜まりやすくなる
適量であれば問題ありませんが、アルコールは大量に摂取すると必要以上に肝臓で中性脂肪が合成され蓄えられていきます。
中性脂肪は糖質によって増える性質を持つため、一緒に食べるものによって中性脂肪の溜まりやすさも変わります。例えば、お酒を飲んだ後はラーメンやご飯など炭水化物系を締めに食べたくなりますが、炭水化物系は特に中性脂肪が蓄積されやすいので注意しましょう。(※3)
石川桃子
管理栄養士
居酒屋さんでのメニュー選びもとても大切です。いわゆるつまみとなるものが不足しやすいタンパク質が取れるようなものを選ぶようにするとよいですね。枝豆、冷奴、もつ煮などが脂質も取りすぎることがないのでおすすめです。
ビールのダイエット中の飲み方は?

ビールによって太る理由を紹介しましたが、ダイエット中に太らない為にはどこに気を付けて飲めばいいのでしょうか。手軽に実践出来る、ダイエット中のビールの飲み方を紹介します。
①1日ロング2本までで飲み過ぎない
ビールに含まれる糖質は、ロング缶1本でご飯3分の1膳程度です。この程度の糖質量であれば1日の食事や夜ご飯で炭水化物を少なくするなどの工夫で十分調節できるので、ビールは1日に飲んでもロング缶2本に抑え飲みすぎないようにしましょう。
(*お酒の飲んで太る原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②水もしっかり飲む
アルコールを1L摂取すると身体の水分は1.2L程排出されると言われ、飲めば飲むほど身体は脱水状態に陥ります。二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドも水分を摂る事で体外へ排出されやすくなるので、少なくてもビールを飲んだ分と同量の水を飲むようにしましょう。水分をしっかり摂る事で代謝も促されるので、ダイエットにも効果的です。
石川桃子
管理栄養士
1日に必要とされる水の量は個人差はありますが、約2リットルほどと言われます。そこにお酒を1リットル飲むのであれば、プラス1.2リットルが好ましいのです。なかなか水分をしっかり摂れていることも少ないため、日頃から意識して水分を摂るようにしましょう。水分補給は水が好ましいです。
③カロリー・糖質が低いヘルシーなおつまみを選ぶ
炭酸やホップによって胃が刺激されると高カロリーなメニューが食べたくなってしまいますが、さっぱりとした酢の物やヘルシーな枝豆など低カロリーなおつまみを選ぶようにしましょう。さらに、ビールに含まれるビール酵母には、糖質を代謝し脂肪の蓄積を抑制する作用があるので、おつまみを上手く選べば食事に含まれる糖質も上手に代謝できるでしょう。
④休肝日を用意する
肝腎要と言われるように、肝臓は内臓の中でもとても重要な役割を果たします。アルコールは体内では食べ物よりも優先して代謝され通常よりも肝臓に負担が掛かるので、週に1~2日は休肝日もしっかりと設けましょう。
また、毎日の飲酒によって肝臓機能が低下すると体内の代謝も低下してしまい、結果的に太りやすい体質になってしまう事もあります。ダイエット面でも、休肝日をしっかり取った方が良いでしょう。
⑤ノンアルコールビールを選ぶ
毎夜の晩酌を欠かせない方にとっては、休肝日を作るのは辛いものでしょう。最近ではノンアルコールビールもたくさんの種類が売っているので、休肝日はノンアルコールビールを活用するのもおすすめです。ついビールを飲みすぎてしまう方は、その内の一部をノンアルコールに変えるなどの工夫をしてみても良いでしょう。
⑥糖質ゼロの商品を選ぶ
糖質ゼロビールも最近では各社から多く販売されているので、糖質量を気にする方にはこちらもおすすめです。ダイエット中には夜ご飯も低カロリー、低糖質なメニューに変える事で更にでダイエットの効果も高まるでしょう。また、糖質の高い夜ご飯の時は普通のビールでなく糖質オフビールを飲むなど、メニューによって種類を変えるのも良いでしょう。
ビールのダイエット向け商品を紹介
ここからは、ダイエット中におすすめのビールを紹介していきます。
①キリンビール 濃い味 糖質0 350缶

「キリンビール濃い味糖質0」は、糖質ゼロに加えカロリーやアルコール度数も他のビールに比べて低いのでダイエット中におすすめです。味も濃い味と商品名に付けられているように、ビールに近い味わいで爽快感があります。
②キリン パーフェクトフリー ノンアルコール350缶

「キリン パーフェクトフリーノンアルコール」は、味だけでなく健康に気を使いたい方に人気の商品です。機能性表示食品であり、脂肪や糖の吸収を穏やかにするのでダイエット中の方や休肝日におすすめです。
③キリン 淡麗グリーンラベル 糖質70% オフ 350缶

糖質は少し含まれていますが、飲みごたえのあるビールとしてビール好きの人から人気があります。脂質ゼロで人工甘味料不使用な上に味のバランスがよく、満足感のある味わいを愉しめます。
ビールはダイエット中でも飲める
太るイメージがあるビールですが、飲み方さえ気を付ければビール腹にはなりません。体に嬉しい成分も含まれているので、適量と飲み方を意識してしてダイエット中でもビールを楽しみましょう。