ごぼう茶の効果が出るまでの期間は？1日に飲む量や効果的な飲み方・副作用も！

ごぼう茶はノンカフェインで、香ばしくて美味しい健康茶として知られています。飲み始めてから健康や美容の効果が出るまでには、どのくらいの期間を要するのかを紹介します。

(＊ごぼう茶を飲み続けるとどうなるのかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ごぼう茶は一日に飲んで良い量の目安に、決まりはあるのでしょうか。そして健康や美容に効果的な飲み方のタイミングはいつなのか、その時間帯を紹介します。

ごぼう茶には一日に飲む量の制限量は特に設けられていませんが、食物繊維が豊富に含まれているので飲み過ぎるとお腹を下してしまう可能性があります。一日の食物繊維の摂取量目安は19gなので、一日に4杯までにしましょう。ごぼう茶に含まれているカリウムは利尿効果が高いので、飲み過ぎると高カリウム血症になってしまうので注意が必要です。

普段のお茶と同じように、食事をするときや喉が渇いたタイミングで飲んで大丈夫です。

ごぼう茶は健康茶ということですが飲むことで、悪影響を与えてしまう副作用はあるのでしょうか。肝臓に悪いということを聞きますが、本当に肝臓に悪影響があるのかを紹介します。

ごぼう茶には豊富な健康成分が含まれていますが飲み物の食品という部類に入り、基本的には副作用は生じません。お茶にはカテキンが含まれているので、飲み続けると稀ですが肝臓に副作用が生じる場合があります。しかしごぼう茶にはカテキンが含まれていないものが多く、肝機能の向上に期待がもて、肝臓に副作用が生じるという根拠はありません。

ごぼう茶にはサポニンやイヌリンという成分が含まれているので、この成分が稀に胃痛や吐き気を誘発することがあります。ごぼうには多量のアクが含まれていて、必要以上に摂取すると消化器官を刺激し胃痛を感じることがあります。但し、かなり体調が悪いときや大量に飲み過ぎなければ、胃痛や吐き気の心配はありません。

ごぼう茶には豊富なカリウムが含まれていて利尿作用が高いので、作用が強く出てしまって頻尿・多尿という症状がでてしまう場合があります。夜寝る前にごぼう茶を飲むとカリウムの影響で尿意を感じ、目が覚め深い眠りを妨げ睡眠時間が不足してしまうことがあるので気を付けて下さい。

ごぼう茶には体表部の血管を拡張して体内の熱を発散させる、発散作用があります。体内に過剰な熱がある場合は体を冷やし良い作用として働きますが、虚弱体質で冷え性の人の場合は熱を発散させ必要以上に体を冷やしてしまう可能性があります。

栄養成分が豊富で健康茶として知られているごぼう茶ですが、どのような効果があるのでしょう。ごぼう茶の豊富な成分を吸収することで、得られる主な効果を紹介します。

ごぼう茶は食物繊維を豊富に含み、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれていて整腸作用があります。体の健康の為に必要な食物繊維が便秘改善に繋がり腸内環境が整うことで、免疫力が上がる・生活習慣病予防・ダイエット効果など様々なメリットがあります。

ごぼう茶に含まれているカリウムは利尿作用が高く余分なナトリウムを尿として排泄し、むくみ改善に有効です。合わせて、水溶性の食物繊維であるイヌリンは腎機能を高めてくれるので、利尿効果を高めてくれます。

ごぼう茶にはカリウムが豊富に含まれていて、体内のナトリウムを尿中へ排泄させる働きがあるので血圧を下げる効果が期待できます。カリウム以外にもごぼう茶の成分であるイヌリンもナトリウムを排出し高血圧の改善に効果的です。水溶性食物繊維の一種のイヌリンは糖の吸収を抑える働きがあり、食後の血糖値の上昇を抑制してくれる効果があります。

ごぼう茶に含まれているポリフェノールの一種であるサポニンには、活性酸素による体内の酸化を防止する効果が期待できます。活性酸素による病気や老化そして老化に伴う記憶障害を抑制したり、活性酸素はしみやシワなどの原因にもなるので、美肌効果にも期待がもてます。

ごぼう茶に含まれる不溶性食物繊維のリグニンは、肝臓で作られるコレステロールの材料である胆汁酸を吸着して排出する働きを持っています。豊富に含まれているイヌリンを摂取することによって、非アルコール性脂肪性肝疾患や非アルコール性脂肪性肝炎の発症を、抑制することができると期待されています。

ごぼう茶には肝機能の改善に効果があるといわれている成分が、豊富に含まれているのです。

ごぼう茶にはアルギニンという成分も豊富に含まれていて、アルギニンが吸収されると成長ホルモンの分泌が促進されます。脳下垂体から分泌される成長ホルモンはタンパク質の合成を促進させ必要な筋肉を増強させたり、体内の代謝を高めてくれます。

ごぼう茶に含まれる不溶性食物繊維リグニンを吸収することで、腸内の発がん物質を吸着し排泄を促し大腸癌の発生を抑制します。また大腸癌の危険因子である二次胆汁酸の分泌を減少し、大腸癌の予防に効果を発揮します。

ポリフェノールの一種であるサポニンが持つ創傷治癒作用が、傷ついた細胞の修復の働きをするため癌細胞の発生を抑える効果が期待でき、大腸癌の予防に繋がるのです。

(＊ごぼう茶の効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ごぼう茶を飲むとデメリットを引き起こしてしまい、飲んではいけない人もいます。どのような人が飲んではいけないのか、特徴を紹介します。

ごぼう茶の主成分であるごぼうはキク科の植物なので、キク科のアレルギーを持っている人は飲むのをやめましょう。レタス・セロリ・スイカ・メロンなどを食べて気持ちが悪くなる人は、キク科アレルギーを持っている可能性があるので注意をして下さい。

アレルギー反応は突然起こる可能性があるので、ごぼう茶を飲んだ後に口の中や肌に発疹が出たり息苦しい・下痢などの異常が現れた場合はごぼう茶を飲むのを中止して下さい。

ごぼう茶を飲んだ後に吐き気や頭痛が起こる人は、ごぼう茶を飲まない方が良いです。ごぼうに含まれるサポニンには界面活性剤作用があり、界面活性剤が体の細胞膜を壊してしまうのです。ごぼう茶を飲むことで胃の粘膜や血液の細胞が壊され、貧血による頭痛や吐き気に繋がってしまいます。

ごぼう茶を始めて飲む人は様子をみるために、2番茶や3番茶など薄めたのものから試すと安心です。

ごぼう茶に含まれている成分を吸収し過ぎて、胃腸の働きが良くなりすぎてしまい健康の為に飲んだごぼう茶が、腹痛や下痢などを引き起こしてしまうことがあります。体力が低下している人や胃腸が弱っている時には、注意をして飲むようにしましょう。

健康と美容に効果が期待できるごぼう茶には、豊富な栄養成分が含まれています。美や健康の効果が出るまでの、一日に飲む量や効果が出るまでの期間を知っておきましょう。