レバーの食べ過ぎは病気の原因に?適量は?栄養価・効能やカロリーなども紹介!
【管理栄養士監修】レバーを食べ過ぎると体に害があることを知っていますか?今回は、レバーを食べ過ぎると起こる症状・病気や1日にどのくらいまで食べていいのかを紹介します。レバーの体にもたらす美容効果なども紹介しているので、参考にしてみてください。
目次
- レバーの食べ過ぎは要注意…?
- レバーの食べ過ぎによる害や病気は?
- ①プリン体によって痛風になる
- ②急性ビタミンA過剰症になる
- ③慢性ビタミンA過剰症になる
- レバーは妊娠中の人には注意が必要?
- レバーを食べ過ぎると流産や死産になる可能性がある
- レバーは1日にどのくらい食べていいの?
- レバーの1日に食べる目安の量を種類別に比較
- レバーを適量食べた時の栄養素の効果・効能は?
- ①鉄
- ②亜鉛
- ③ビタミンB1・B2
- ④ビタミンA
- レバーのカロリー・糖質は高い?低い?
- レバーのカロリー・糖質を種類別に紹介
- レバーのオススメの食べ方・レシピは?
- ①焼く:レバニラ炒め
- ②煮る:鶏レバーの甘辛煮
- ③茹でる:豚汁
- ④ペーストにする:レバーペースト
- レバーの食べる量には要注意
竹本友里恵
管理栄養士
肉のレバーは牛や豚や鶏などがありますが、種類によって処理方法や味、含まれる栄養素が違います。最も味が良く、ビタミンB12が豊富なのが牛のレバーで、炭水化物や脂質が多いですがカロリーは低いです。肩こりや腰痛予防、貧血予防に役立ちます。豚レバーは鉄分、亜鉛、ビタミンB2が豊富で、滋養強壮剤として使用されたり、疲労回復効果があります。鶏レバーは最も低カロリーで、ビタミンAやB1が多く、目や皮膚の健康を保ち、ダイエットにも効果があります。クセが少なく滑らかな食感なので、離乳食にも使用できます。レバーは下処理が少し大変ですが、値段が控えめなのでご家庭でも試してみてください。
レバーのカロリー・糖質は高い?低い?
レバーは肉の部位の中でもヘルシーなイメージがありますが、実際のカロリー・糖質はダイエット向きなのでしょうか。鶏レバー・豚レバー・牛レバーの種類ごとに紹介し、ダイエットにおすすめのレバーも見ていきましょう。
レバーのカロリー・糖質を種類別に紹介
カロリー | 糖質 | |
鶏レバー | 111kcal | 0.6g |
豚レバー | 128kcal | 2.5g |
牛レバー | 132kcal | 3.7g |
レバーは他の肉の部位よりも高タンパク質、低カロリー・低糖質ですが、中でも最も低カロリーで低糖質なのは鶏レバーでした。鶏レバーは、ダイエット中のタンパク質の補給におすすめです。(※7、8)
レバーのオススメの食べ方・レシピは?
レバーのおすすめのレシピをそれぞれ焼く・煮る・茹でる・ペーストなどレバーを活用したものを紹介します。
①焼く:レバニラ炒め
牛レバーを使用し、ニラとの相性も抜群です。ニラに含まれるアリシンは疲労回復効果、ビタミンCはレバーの鉄の吸収を高めます。また、レバーに含まれるビタミンAは油と相性がよく、吸収率が上がります。
②煮る:鶏レバーの甘辛煮
鶏レバーを使用しており、生姜でレバーの臭みを和らげてくれるため、レバーが苦手な方も食べやすいです。生姜は体を温め、新陳代謝を高める効果があります。
③茹でる:豚汁
豚レバーを使用した豚汁です。レバーの臭みが気になる方は、レバーをカットした後、下処理の際に水または牛乳に20分ほど浸漬して血抜きをし、流水で洗い流すと臭みが和らぎ食べやすくなります。タンパク質、ビタミンと満腹感も得られダイエット中におすすめです。