牛乳を飲むと太る?太らない?ダイエット向きの痩せる飲み方を紹介!
【管理栄養士監修】牛乳は太るのでしょうか?カロリー・脂質が高いイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?今回は、牛乳を飲んで太る原因や牛乳にあるダイエット効果に加え、痩せる飲み方など紹介します。牛乳でダイエットができるかや、レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
牛乳に含まれているタンパク質は、筋肉や内臓、骨などさまざまな細胞や組織を作る栄養素です。また、食べ物を消化する酵素やホルモンを作る材料にもなるので、生命活動に欠かせない大切な栄養素でもあります。
牛乳のタンパク質を取り入れて適度な運動によって筋肉を成長させると、基礎代謝がアップします。基礎代謝がアップしたことにより脂肪が燃えやすくなるので、ダイエット効果が期待できるでしょう。(※2)
②ビタミンB群|脂質・糖質の代謝促進
牛乳にはビタミンB群が豊富に含まれており、その中のビタミンB1、B2には脂質や糖質の代謝を促進してくれます。新陳代謝を促進させる効果もあるのでダイエットだけではなく、ニキビなどの肌荒れにも効果があるでしょう。(※3、4)
③カルシウム|脂肪の分解促進
牛乳には、骨や歯などの健康を助けるカルシウムが多く含まれています。カルシウムは歯などの健康だけでなく、心臓の収縮や筋肉の働きを調整する働きもありますし、慢性的に不足すれば動脈硬化をはじめとしたさまざまな不調を起こす可能性があります。脂肪の分解を促進して体重を調整する働きもあると言われているので、ダイエット効果も期待出来るでしょう。(※5)
(*牛乳の栄養価やダイエット向きの効能について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
牛乳の痩せる飲み方は?毎日飲んで大丈夫?
カロリーが高い牛乳ですが、痩せる飲み方はあるのでしょうか。また、栄養を日々摂取するために効果的な飲み方を紹介します。
①寝る前にホットで飲む
寝る前にホットミルクを飲むと、カルシウムの働きにより寝ている間に腸で脂肪が吸収されにくくなりますし、脂肪が便として排出されるので体に脂肪が溜まりにくくなります。また、ミルクに含まれるビタミンB12の働きにより自律神経のバランスを良くし、生活リズムを整えてくれる効果があります。
体が温まることで余分な力が抜け、全身の筋肉をほぐれるので自律神経を落ち着かせる効果も期待できます。
②筋トレ後に飲む
運動を行なった後30分以内はたんぱく質を吸収しやすい時間と言われているので、牛乳は筋トレ後に飲むのが良いでしょう。筋肉を付けることで代謝が上がり痩せやすくなりますし、太りにくくなるのでリバウンドを防ぐ効果も期待できます。
③1日あたり1〜2杯を守る
牛乳には栄養が多く含んでいますが、カロリーが低い訳ではないので飲み過ぎれば太る原因になります。また、乳糖を消化する酵素が少ない人が牛乳を飲みすぎると、腹痛を起こす可能性もあります。毎日飲んでも構いませんが、1日あたりの摂取量は1~2杯までと決めておきましょう。
竹本友里恵
管理栄養士
牛乳はカルシウムが豊富に含まれており、カルシウムは夜に摂取すると吸収が高まる事や、骨や筋肉が夜寝てる間に作られる事から、夕方から夜寝る前の時間に飲むのがオススメです。また、牛乳に含まれるトリプトファンというアミノ酸は、睡眠ホルモンであるメラトニンを作りだすので快眠効果もあります。朝に牛乳を飲むとオリゴ糖がお腹に刺激を与えるため、お通じをスムーズにする効果も期待できます。牛乳を適量摂取するのは、どの時間帯でも身体に良い影響を与えるので、目的に合ったタイミングで飲むようにしましょう。
(*牛乳ダイエットのやり方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
※牛乳ダイエットはあくまで、牛乳を活用して痩せやすくするダイエット方法であり、牛乳だけ食べれば痩せるわけではありません。規則正しい食生活や運動習慣とともに行うようにしましょう。(※6)