ジュースは太る?糖分・糖質が原因?太りにくいダイエット向きの飲み方も紹介!

【管理栄養士監修】ジュースを飲むと太るのかどうか知っていますか?糖分やカロリーが気になります。今回は、ジュースを飲んで太る原因や太りにくい飲み方・注意点を紹介します。ジュースのダイエット向きのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 竹本友里恵
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。...
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。最近はスポーツ栄養にも興味あり。趣味はフラワーゼリーなどのお菓子作りや写真です。幼少期から高校まで過度な野菜嫌いと偏食だった経験があり、食事によって身体の調子が良くなる事を体感したことから管理栄養士を目指す。正しい知識を学び、楽しい人生を送りましょう!よろしくお願いします。

目次

  1. ジュースは太る?太らない?
  2. ジュースを飲んで太る原因は?
  3. ①カロリーが高い
  4. ②糖分が多く高糖質で血糖値が上がりやすい
  5. ③冷えたジュースを飲むことで体温・代謝が下がる
  6. ④お酒・アルコール入りのジュースを飲んでいる
  7. ジュースに含まれる角砂糖の量ランキング
  8. ジュースの太りにくい飲み方・注意点は?
  9. ①1日に1杯(200ml)を目安に飲む
  10. ②朝食を野菜ジュースだけに置き換える
  11. ③夜遅くに飲まない
  12. ④ゼロカロリーのジュースには要注意
  13. ジュースのダイエット向きな種類のおすすめ
  14. ①トマトジュース
  15. ②バナナジュース
  16. ③グレープフルーツジュース
  17. ④果汁100%オレンジジュース
  18. ⑤人参りんごジュース
  19. ジュースの飲み方・選び方には気を付けよう

ジュースは太る?太らない?

ジュースにも炭酸・果物・野菜・カロリーゼロなどたくさんの種類がありますが、ジュースを飲むと太るのでしょうか。どんなジュースが太りやすいのか、太りやすい飲み方はあるのかなど、ジュースのカロリー面以外も具体的に見ていきます。

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)

ジュースを飲んで太る原因は?

ジュースを飲んで太る4つの原因と、ジュースを飲んだ時の体への影響など具体的に見ていきましょう。

①カロリーが高い

カロリー
コーラ 225kcal
デカビタ 245kcal
カルピス 225kcal
三ツ矢サイダー 210 kcal
ミルクとコーヒー 210 kcal
午後の紅茶ミルクティー 185kcal
にんじんジュース 140kcal
アクエリアス 95kcal
フルーツミックス 90kcal
トマトジュース(食塩無添加) 85kcal
(500mlあたり)

ジュースの中にはわかりにくいですが、砂糖がたくさん入っています。特に炭酸のジュースには砂糖が多く含まれ、カロリーも高いです。冷たいジュースだと丁度よい甘さですが、ぬるくなってしまうととても甘く感じます。冷たい飲み物は、舌の味蕾の反応が鈍くなり、甘すぎるジュースも丁度良く感じます。

炭酸飲料はコップ1杯でおよそ80~100kcal、糖分の量はおよそ20~30g、フルーツジュースはコップ1杯でおよそ70~100kcal、糖分の量は20~25gです。

②糖分が多く高糖質で血糖値が上がりやすい

ジュースや食物に含まれるブドウ糖などの糖分は、体内に取り込まれると血管内に入ります。ジュースなど糖分を多量に摂ると、血糖値も一気に上昇し、高血糖の状態が慢性化すると糖尿病につながる恐れもあるので気を付けましょう。

肝臓で蓄積されずに余ったブドウ糖はインスリンの働きで、中性脂肪として脂肪細胞に取り込まれます。血糖値の上昇率が高いほどインスリンの分泌量も増え、より太りやすくなるので注意が必要です。(※2)

竹本友里恵

管理栄養士

果物のジュースには、果汁が100%使用されている"ジュース"と、10%以上100%未満の"果汁入り飲料"、果汁が10%未満の"清涼飲料水"があります。果物の絞り汁のみを使用したストレートジュースは食品添加物があまり含まれていませんが、その他の種類のジュースは果汁の割合によって様々な食品添加物が追加されているので飲み過ぎには注意が必要です。特にカロリー0と表記してるジュースは、砂糖の代わりにカロリーがほとんど含まれない人工甘味料を使用しています。この成分は、体内で消化吸収されずに腸内環境を悪化させ、血糖値や血圧上昇の要因になります。習慣的に摂取するのは控えましょう。

③冷えたジュースを飲むことで体温・代謝が下がる

冷たいジュースを飲むと胃を含む内臓が冷え、冷えから内臓を守るためお腹のまわりに脂肪がつきやすくなります。また、内臓が冷えて消化機能の低下、基礎代謝の低下により脂肪を燃やしにくい体質になる可能性も高まります。

さらに体の血液循環が悪くなり、下痢やダイエットの大敵である便秘になる恐れもあるでしょう。特にダイエット中は、冷蔵庫から出したばかりの冷たいジュースを飲むのは控えた方が良さそうです。

④お酒・アルコール入りのジュースを飲んでいる

アルコール入りのジュースは、アルコールの作用で食欲増進させるため、飲み物と食事がすすみ太ってしまいます。また、果汁入りやフルーツフレーバーのジュースは、果糖が含まれる分甘くて飲みやすいため、飲む量が増えてカロリーオーバーとなり、太る原因になる恐れがあります。

アルコールは夜に飲むことが多いため、そのまま脂肪として蓄積されやすいので特に気を付けましょう。(※3)

ジュースに含まれる角砂糖の量ランキング

順位 商品 角砂糖の個数
1位 コーラ 12個
2位 カルピス 12個
3位 トロピカーナWオレンジブレンド 12個
4位 ファンタグレープ 11個
5位 ジンジャーエール 9個
6位 野菜生活100 9個
7位 アクエリアス 5個
8位 カゴメトマトジュース 5個
(500mlあたり)

ジュースに含まれる砂糖の量をわかりやすく、角砂糖で表すと上位は炭酸飲料、乳酸菌飲料が占めています。砂糖をたくさん摂っている感覚はありませんが、炭酸飲料にはたくさん砂糖が入っています。下位はスポーツドリンクや、野菜ジュースで、炭酸飲料よりも砂糖は半分程度ですが、決して少ないとは言えない量です。

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