野菜ジュースは糖質高くて太る?市販は要注意?ダイエット向きの飲み方も紹介!
【管理栄養士監修】野菜ジュースを飲むと太るのかどうか知っていますか?今回は、野菜ジュースを飲んで太る原因や飲むことで得られるダイエット効果を紹介します。野菜ジュースのダイエット向きの飲み方やレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
野菜ジュースにはダイエット効果もある?
糖質量が多い市販の野菜ジュースですが、実はダイエット効果もあることがわかっています。次に、野菜ジュースの、ダイエットに効果的なところを紹介します。
①血糖値が急上昇するのを防ぐ
私達の身体は食べ物が吸収される過程で血糖値が上がり、上がった血糖値を下げるために、インスリンという物質が分泌されます。インスリンは、ブドウ糖をエネルギー源として体中に運びますが、使われないと脂肪に変わり身体に貯めこみ、太る原因になるのです。
空腹時にいきなり食べ物を食べると、血糖値が急上昇してインスリンが過剰分泌されるため、脂肪を貯めこみやすくなります。そんな時に役に立つのが食物繊維で、野菜や果物に多く含まれる食物繊維は、血糖値の急上昇を抑制する効果があります。野菜ジュースを飲むことで糖質の吸収を妨げ、間接的にダイエット効果につながるということです。(※1)
②空腹感を抑える
野菜ジュースは液体なので、飲むことで空腹感を抑えることができます。1本だいたい200㏄ですが、食事の前や間食として飲むことで、食事の量を減らすことにつながり、結果的に摂取カロリーも少なくなります。これにより、炭水化物などを過剰摂取する心配がなくなるため、太る可能性も低くなります。
③便秘対策・整腸効果
野菜には不溶性の食物繊維が多く含まれ、野菜や果物の他、穀物や豆類・きのこ・芋類などにも多く含まれます。不溶性食物繊維は腸を刺激し、排便の量を多くすることで便秘を解消し、使われなかった食物繊維は腸内細菌のエサとして整腸効果を高めます。つまり腸内のデトックスをすることで太るのを防ぎ、健康的に痩せることができるのです。(※2)
(*野菜ジュースのダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
野菜ジュースのダイエット向きの飲み方は?
市販の野菜ジュースをよりダイエットに効果的に飲み、健康を維持する方法について紹介します。
①野菜ジュースを朝食の飲み物に追加する
最初の食事に低糖質で食物繊維の豊富なものを摂ると、次の食事の糖質吸収量が抑えられるというセカンドミール効果という概念があります。この条件にピッタリな野菜ジュースを朝食の飲み物に追加することで、昼食の糖質量も自然とセーブされ、1日を通してみると糖質量と共に摂取カロリーも減らすことになります。
②食事前に飲む
食事前に野菜ジュースを飲むと、血糖値の上昇を抑えることができるため、ダイエットに効果的です。これは食前野菜ジュースダイエットと呼ばれています。食前に飲むことで、空腹感を収め満足感を与えるため、食事の量を減らすことが期待できます。
竹本友里恵
管理栄養士
ダイエットの効果を高めたい方は、野菜ジュースを朝食に飲むのがオススメです。朝は胃に食べ物がない状態なので、浸透しやすく吸収されやすいです。食事中に飲むよりも食事の30分前に飲む方が、血糖値の低下を促進してくれます。15時前後に野菜ジュースを摂取すると、脳のエネルギー源であるブドウ糖が補給されて集中力が高まります。この時間帯は1日の中でも太りにくい時間帯なので、カロリーを気にする事なく摂取する事ができます。