こんにゃくは消化に悪い?時間がかかる?健康効果や寝る前に食べるメリットも紹介!
こんにゃくは消化できるのかどうか知っていますか?今回は、こんにゃくの消化は悪いのかや栄養価や効果・効能を紹介します。こんにゃくの食べ方のおすすめやレシピ、体調不良の際のおすすめの食べ物も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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こんにゃくは消化に悪い?時間がかかる?
こんにゃくは食物繊維が豊富で整腸作用があるため、ダイエットのために食べている人も多いかもしれません。ここでは、こんにゃくは消化に悪いのか、時間がかかるのかについて説明します。
こんにゃくは消化されない
こんにゃくには、グルコマンナンと呼ばれる食物繊維と水分が含まれていますが、人間はグルコマンナンを消化できる酵素を持っていません。酵素によって消化されなかったこんにゃくは、胃や小腸・大腸をそのまま通過して体外に排出されるため、胃腸の調子が悪い時にこんにゃくを食べると消化不良を起こすことがあります。(※1)
体調不良の際におすすめの食べ物
胃腸の調子が悪い時には、以下のものを食べるとよいでしょう。
・おかゆ
・煮込みうどん
・煮魚
・豆腐
・茶碗蒸し
・りんごのすりおろし
・プリン
・ゼリー
こんにゃくは体内にある消化酵素では消化されない食物繊維が豊富なため、体調不良の際に食べると下痢を引き起こす可能性が低くありません。体調不良の際には、こんにゃくではなく上記のような消化の良いものを食べる方がおすすめです。
こんにゃくは消化されないけど食べるメリットもある?
こんにゃくは胃腸で消化されないという特徴がありますが、その性質が健康上のメリットにもつながっています。ここでは、こんにゃくが持つ様々なメリットを紹介します。
①整腸作用・便秘解消
こんにゃくには整腸作用・便秘解消効果があります。人間の体内には食物繊維を消化する酵素がないためこんにゃくは胃腸で消化されませんが、腸内にいる善玉菌の餌になります。そのため、こんにゃくを食べると善玉菌が活性化され腸内環境がよくなり、便秘解消にも役立つでしょう。
②腹持ちが良い
こんにゃくは消化されずに長時間胃に留まるため、腹持ちが良いのもメリットの一つです。さらに、弾力があるこんにゃくは食べる時に何度も噛む必要があり、満腹中枢を刺激するため食べ過ぎや肥満防止にも効果的だといわれています。
(*こんにゃくの栄養価やダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③血糖値の上昇を抑える
人は食事をすると血糖値が上がりますが、健康な人の場合はインスリンの働きによって上がった血糖値を元に戻すことができます。しかし糖尿病の方はその働きが弱まっているため、血糖値が上がらないように注意しなければなりません。こんにゃくは、そのように血糖値を気にしなければいけない方の食事に役立つ食材です。
こんにゃくには血糖値を上げる主な栄養素であるブドウ糖が含まれていないため、食べても血糖値が上がりません。さらに、その食べ応えから過食やカロリーの過剰摂取を防ぐことも、間接的に血糖値の上昇を防ぐことに役立つでしょう。(※2)
④骨粗しょう症の予防
骨粗しょう症はカルシウムが不足することが原因で起こり、カルシウム不足の状態が続くと骨の中がスカスカになってしまいます。こんにゃくには玉子と同程度のカルシウムが含まれており、かつ胃に留まる間に吸収されやすい性質を持つため、骨粗しょう症の予防に役立つでしょう。(※3、4)