玉ねぎの食べ過ぎは危険!適量は?身体への悪影響と対策術を紹介!
玉ねぎを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?身体に良いと思って食べ過ぎていませんか?今回は、〈下痢・頭痛・貧血〉など玉ねぎを食べ過ぎる悪影響を紹介します。1日の適量や玉ねぎの食べ過ぎ症状を防止する方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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玉ねぎの食べ過ぎは良くない?
近年、玉ねぎダイエットや、血液をサラサラにする効果がTVなどでよく取り上げられています。そのため、玉ねぎは食べたら食べただけ健康になると思っていませんか?健康にはもちろん、美容にも良い玉ねぎですが、実は食べ過ぎると体に様々な悪影響が出てしまい、逆に健康を損ねてしまう可能性があります。
玉ねぎの食べ過ぎによる悪影響は?
それでは、健康に良いとされる玉ねぎを食べ過ぎてしまうとどのようなことが体に起こってしまうのでしょうか?具体的な症状をいくつか紹介します。
①下痢・腹痛
玉ねぎには腸の働きを活発にする「アリシン」という成分が含まれています。そのため、デトックス効果があり玉ねぎはダイエットに効果的だといわれています。しかし、このアリシンを大量に摂取してしまうと腸の働きが活発になりすぎてしまい、下痢や腹痛に繋がります。
大腸の動きが活発になりすぎると、腸の蠕動運動が普段よりも早く進み、食物が急速に消化器官を通過するため便になりきらないまま排泄されてしまいます。ストレスや暴飲暴食したときには特に腹痛や下痢を起こしやすいので注意が必要です。
②吐き気がして気持ち悪い
どんな食べ物でも食べ過ぎると吐き気がして気持ち悪くなりますが、特に玉ねぎにはアリシンが含まれているため食べ過ぎると特に気持ち悪くなりやすい食材です。アリシンは胃酸を多く分泌させる働きがあるため、胃が強い刺激を受けてしまいます。
特に、胃酸が喉まで上がってくる逆流性食道炎が慢性的に続いている方などは、胃酸の分泌が多いと症状が悪化してしまう危険があるため注意しましょう。
③口臭・体臭がきつくなる
玉ねぎを食べると、硫化水素が原因で口臭や体臭が強くなることがあります。硫化水素の臭いはよく下水や腐った卵の臭いに例えられるような悪臭です。その硫化水素はガスとなり、おならとして体外に排出されます。ガスとして排出されなかった硫化水素は、口から排出されたり血液中に溶けるため、口臭や体臭がきつくなる訳です。
玉ねぎによる口臭をできるだけ早く消すのに一番簡単な方法がうがいや歯磨きです。また、体臭対策には梅干しやりんご、パセリなどの体内の臭い成分を吸着したり、細菌の増殖を抑えてくれる食べ物もおすすめです。
(*玉ねぎを食べた後の臭いを消す方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
④貧血
あまり知られていませんが、玉ねぎを食べ過ぎると貧血になる場合もあるとされています。玉ねぎに含まれる「アリルプロピルジスルファイド」という硫黄化合物はヘモグロビンを酸化させてしまい、溶血性貧血を引き起こします。アリルプロピルジスルファイドは玉ねぎ以外にも、ニラやにんにくなどのネギ科に多く含まれている成分です。
ただ、犬・猫など動物において、玉ねぎの食べ過ぎによる貧血事例は多く、注意喚起されているものの、人間において同様の報告は確認できませんでした。人間にも体質がここで異なるため、断言はできないものの、特別気にする必要はないと考えられます。
⑤頭痛
玉ねぎを食べ過ぎてアリシンなどの硫化アリルを過剰摂取すると、偏頭痛が引き起こされます。硫化アリルの作用によって過度に血流が良くなり、めまいやふらつき、頭痛などの症状が出てしまいます。高血圧や高脂血症だからと言って、血液をサラサラにする効果がある玉ねぎを食べ過ぎるのは危険です。
また、玉ねぎを食べるといつもひどい頭痛やめまいがある場合は、硫化アリルを分解する酵素が少ない「玉ねぎアレルギー」の可能性もあります。玉ねぎを食べて異常を感じた場合は食べるのを避けた方が良いかもしれません。(※1、2)