クレソンの栄養価や効能は?生で食べると効果的?苦味の少ない食べ方を紹介!
【管理栄養士監修】クレソンの栄養価について知っていますか?今回は、クレソンの栄養価や効果・効能に加えて、栄養を効果的に摂取する方法を紹介します。また、栄養を効率的に摂取する方法やクレソンの苦味の少ない食べ方についても紹介するので、参考にしてみて下さいね。
目次
カルシウムの効果・効能については以下の通りです。
・血液凝固作用の促進
・神経興奮の抑制
・筋肉収縮
・骨や歯の構成
カルシウムは日本人に不足しがちな栄養素として知られており、1日の摂取量の目安が650mgなのに対して、600mgにも満たない人が多いそうです。カルシウムは丈夫な体を作る上で欠かせない栄養素なので、不足には注意しましょう。
⑤マグネシウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
13mg | 340mg | 4% |
マグネシウムの効果・効能については以下の通りです。
・タンパク質の合成
・神経伝達の制御
・心機能の維持
・神経伝達
・血圧の調節
マグネシウムも、カルシウムと同じく日本人に不足しがちな栄養として知られています。マグネシウムの不足は生活習慣病のリスクを高める可能性があるので、なるべく毎日意識して摂取することをおすすめします。
柳田ゆい
管理栄養士
マグネシウムはカルシウムとともに「抗ストレスミネラル」と言われており、イライラやうつなど精神状態を保つためにも必要です。
⑥ビタミンC
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
26mg | 100mg | 26% |
ビタミンCの効果・効能については以下の通りです。
・コラーゲンの生成を促進する
・免疫力を高める
・ステロイドホルモンを作る
・鉄の吸収を助ける
・酵素の働きを助ける
・メラニン色素の生成を抑制する
ビタミンCは、尿とともに体外に排出されてしまうので毎日摂取することが大切です。ビタミンCはメラニンの生成を防いでシミなどの発生を防ぐほか、コラーゲンの生成を促進する働きを持つため、適度な摂取は美肌にも役立ちます。また、免疫力を高める働きもあり、風邪などの予防にも効果的な栄養素です。
⑦食物繊維
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
2.5g | 20g | 13% |
食物繊維の効果・効能については以下の通りです。
・心筋梗塞のリスク低下
・血中コレステロールを下げる
・血糖値の急激な上昇を抑える
・腸内環境を整える
食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類が存在します。不溶性食物繊維は水分を吸収して便の容積を増やして排便をスムーズにし、一方の水溶性食物繊維はコレステロール値を低下させて肥満の予防効果を発揮します。どちらも健康の維持に役立つ栄養素なので積極的に摂取しましょう。
クレソンの栄養を効果的に摂取する方法は?
クレソンは緑黄色野菜の中でも栄養が豊富な部類に入りますが、栄養を効果的に摂取するためには正しい食べ方を知っておく必要があります。ここでは、クレソンの栄養を効率的に摂取する方法について紹介します。
クレソンを加熱せずに生で食べる
クレソンに含まれる栄養を丸ごと摂取するには、加熱をせずに生で食べることをおすすめします。特に、ビタミンCやポリフェノールは加熱すると栄養成分が減少するので、肉料理の付け合わせやサラダなどにして生でたっぷり摂るようにしましょう。
また、ビタミンCは水に溶けやすい性質を持っており、茹で調理などでは加熱によって栄養素が減少する上に、水の中にも栄養が流出しやすくなるので注意してください。
クレソンの苦味の少ない食べ方は?
クレソンを食べて栄養を摂取したくても、独特の苦味が苦手だという方も多いでしょう。ここでは、クレソンの苦味を抑えられる食べ方について紹介します。