モロヘイヤの茎に毒性はある?捨てるべき?安全な食べ方・下処理の仕方を解説!
【管理栄養士監修】モロヘイヤの茎に毒性は含まれているのでしょうか?捨てるべきか・食べられるのか迷いますね。実は、栄養価は高いですが、種子以外にも注意が必要な野菜なのです。今回は、モロヘイヤの茎の茹で方・下処理の仕方のほか、食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
(*モロヘイヤの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
モロヘイヤの茹で方・アク抜きの仕方
モロヘイヤは生のままだと普通の葉野菜ですが、加熱して刻むと粘りがでてくるのが特徴です。モロヘイヤの栄養を逃がさずに茹でる方法を詳しく説明します。
1.水1ℓに対して2%の塩(20g)を入れて沸騰させる
2.モロヘイヤを茎と葉にわける
3.まずは茎を入れて30秒茹でる
4.茎は入れたまま、葉の部分を追加で入れて30秒茹でる
5.氷水で冷やしてからしっかり水気を絞る
モロヘイヤは新鮮であれば茎も食べることができ、葉と茎を時間差で加熱すると一つの鍋で茹でることができます。モロヘイヤは生ではなく下茹でして水気を絞り、ラップに包んで冷凍しておけば1か月程度保存できます。スープならそのまま使えて、和え物ならレンジで加熱すれば解凍時の水分で粘りが更に強くなります。
一瀬 ゆかり
管理栄養士
新鮮なモロヘイヤの選び方は、
●葉に厚みがあり、濃い緑色をしている
●葉先がピンとしていて、しなびていない
●葉先や切り口が変色していない
こういったものを選ぶと、やわらかくて食べやすいです。
モロヘイヤの茎まで美味しい食べ方
栄養価も高く加熱して切ることで出る独特の粘りがクセになるモロヘイヤのおすすめの食べ方を3つ紹介します。
①モロヘイヤの味噌汁
モロヘイヤを味噌汁に入れることで毎日簡単に栄養満点の食事にすることができます。モロヘイヤは初めに入れてしまうと粘りが強くなってしまうので生のまま細かく刻み、味噌を溶かした後に入れて2分程度加熱するのがおすすめです。
↓詳しい作り方・レシピはこちら↓
②モロヘイヤのサラダ
モロヘイヤとオクラは加熱してから細かく刻んでしっかり粘りを出し、夏野菜もたっぷり加えたネバネバサラダにすることで夏バテ予防に効果的です。豆腐やチキンをプラスすればタンパク質も補給できるので食欲のない時にもしっかり栄養補給できます。
↓詳しい作り方・レシピはこちら↓
一瀬 ゆかり
管理栄養士
加熱したモロヘイヤを刻む場合、先にまな板を濡らしてから包丁を使うと、洗い物の時にぬめりが落ちやすくなります。
③モロヘイヤのおひたし
加熱してしっかり絞ってから味付けをすることで味が薄まりませんし、めんつゆの味付けだけでも美味しく仕上がります。モロヘイヤは加熱すればアクも抜けて味にクセもないため、子供でも食べやすいです。葉の部分だけでもいいですが、茎も柔らかくなるまで茹でれば気になりません。
↓詳しい作り方・レシピはこちら↓