サーモンの栄養成分と効能は?効果的な食べ方やレシピのおすすめを紹介!
【管理栄養士監修】サーモンに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、サーモンの栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。意外な栄養素が豊富に含まれていますので、是非摂取して下さい。レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
21.4g | 60g | 36% |
タンパク質は三大栄養素の一つで、サーモンのタンパク質はアミノ酸スコア100という白身魚の中ではトップクラスの良質な動物性たんぱく質です。たんぱく質は肉体構成の材料ですが、筋肉や血液をはじめ臓器や体内の調整も行っています。
細胞は日々老化し作り替えられるので、材料であるタンパク質を日々摂取することが大切です。タンパク質が不足すると免疫力低下などを起こすのでしっかりと摂取したいですね。(※2)(※)
③ビタミンB群
ビタミンB1 | ビタミンB2 | ビタミンB6 | ビタミンB12 | ナイアシン | |
含有量(100g) | 0.17mg | 0.10mg | 0.45mg | 5.2μg | 6mg |
1日の摂取量の目安 | 1.4mg | 1.6mg | 1.4mg | 2.4㎍ | 15mgNE |
1日の摂取量に占める割合 | 12% | 6% | 32% | 217% | 40% |
サーモンのビタミンB群は脳や神経系の維持やエネルギーの生産に関与し、DNAの合成や修復をしてくれます。また、ビタミンB1は、炭水化物の代謝を助けてエネルギーに変換し、アルコールの分解も助けてくれます。そして、ビタミンB2とB6は成長促進、B12は貧血対策に効果的です。(※3)(※4)(※5)(※6)(※7)
④カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
390mg | 2500mg | 16% |
カリウムはナトリウムと共に、細胞の浸透圧を維持しています。ナトリウムを排出する効果があるので、塩分の摂りすぎを調整してくれます。腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制するのもカリウムの役割で、排尿を促進するので、血圧を下げむくみの予防・解消に効果的です。
神経刺激の伝達、心臓や筋肉機能の調節、細胞内の酵素反応の調節などの働きをしていて、不足すると無気力症、食欲不振、精神障害、不整脈などの症状が表れます。(※8)
⑤ビタミンD
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
10.6μg | 5.5μg | 193% |
ビタミンDはカルシウムの吸収に影響があり、丈夫な骨を作ったり、保持する働きを持っています。ビタミンDが不足すると骨折や骨粗鬆症など骨の障害を引き起こしやすくなるので、必要不可欠な栄養素になります。(※9)
⑥DHA・EPA
DHA | EPA | |
含有量(100g) | 1.3g | 0.6g |
1日の摂取量の目安 | 1g | 1g |
1日の摂取量に占める割合 | 130% | 60% |
DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)は体内で作ることが難しい必須脂肪酸の一種で、血液サラサラ効果や中性脂肪やコレステロール値を低下させます。脳血管障害や虚血性心疾患などの予防や、抗アレルギー効果、眼精疲労抑制、精神安定などの効果も期待でき、血流が良くなることから、美肌や冷え症の改善、ダイエットも期待できます。(※10)(※11)
⑦ビタミンE
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
5.8mg | 6.5mg | 89% |
血流を促して体を温める効能や抗酸化作用があり、若さを保つビタミンEが豊富です。ビタミンEが不足すると老化現象や血行障害が進み、動脈硬化が進んだり冷え性になります。また、自律神経失調症や循環器疾患を招きやすくなります。(※12)