粕汁のカロリー・糖質は?太る?ダイエット効果やヘルシーレシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】粕汁のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、粕汁のカロリー・糖質量を他の汁物と比較し、栄養素やダイエット効果を紹介します。粕汁のカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きレシピも紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
②酒粕:ビタミンB2
ビタミンB2は、生体内で糖質・たんぱく質・脂質と言った三大栄養素の代謝やエネルギー産生に関与します。特に脂質の代謝をサポートして、皮膚や口内環境を綺麗に維持する為に必要な栄養素の1つでもあります。(※3)
③酒粕:食物繊維
食物繊維には水溶性のものと不溶性の二つの性質があり、酒粕には不溶性の食物繊維が白米の約10倍含まれています。水溶性食物繊維の働きは水分を多く含んでゼリー状になり、糖質の吸収を緩やかにしたり、腸で老廃物などを吸着し便として体外に排出することです。
一方で不溶性食物繊維は水に溶けず、水分を吸収して便の量を増やすことで腸壁を刺激し便通を促す働きがあります。両方の食物繊維をバランスよく摂ることが、便秘解消のポイントでダイエット効果や美容効果を高めることに繋がります。
酒粕の食物繊維は不溶性ですが、酒粕のタンパク質であるレジスタントプロテインの働きは先述したように水溶性食物繊維と同じです。酒粕を食べるだけで両方の食物繊維がバランス良く摂れダイエット効果や美容効果が期待できるでしょう。(※4)
④酒粕:アミノ酸
アミノ酸とはタンパク質を作る有機化合物で、様々な種類のものがあります。アミノ酸が不足するとタンパク質の合成が行われないため筋肉が作られず、エネルギー消費がうまくできなくなります。そのため、ダイエット中や筋トレをしている時にアミノ酸が不足すると、効果が出にくくなってしまうので積極的に摂りたい栄養素の一つです。
アミノ酸には食品からしか接種できない必須アミノ酸があり、酒粕にはトリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸が豊富に含まれています。(※5)
(*酒粕の栄養価と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑤鮭:EPA
EPAは鮭に含まれる代表的な栄養素で、体内で作ることができず食品から摂取しないといけない必須脂肪酸の一つです。EPAは悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きを持っているため、脂質が高いのが気になる方にもオススメの食材です。また、血液を健康に保つ働きもあり、生活習慣病予防の効果が期待できます。(※6)
⑥鮭:DHA
鮭に多く含まれるDHAもEPAと同じように必須脂肪酸の一つで、脂肪の生成を抑制したり分解する働きがあるためダイエット効果が期待できます。他にも脳の神経細胞を活性化したり、記憶力をアップさせる効果もあります。脳や神経の発達に作用するため、認知症予防にも効果がある栄養素です。(※7)
石川元洋
管理栄養士
EPA・DHAを含み、粕汁に合う魚が鮭です。安くで手軽に手に入るので、積極的に食卓に取り入れて行きましょう。
⑦鮭:アスタキサンチン
アスタキサンチンは鮭の赤い色の成分で、ビタミンCの約6000倍、ビタミンEの1000倍もの抗酸化作用があると言われています。アスタキサンチンには紫外線が原因であるシミやシワの形成を抑制したり、皮膚の老化を改善する美容効果や眼精疲労や筋肉疲労の改善効果が期待できます。
また、細胞を酸化から守るため、生活習慣病の予防にも効果的です。粕汁は豚肉でも作れますが、鮭は栄養価がとても高いためおすすめの食材です。
粕汁のダイエット向け人気レシピ
粕汁は栄養価が高く比較的低カロリーな料理なので、ダイエット中に食べるにもおすすめの料理です。ダイエットに効果的な粕汁のレシピをいくつか紹介するので、これを参考にぜひ作ってみて下さいね。
①鶏むね肉の粕汁
メインの具材にヘルシーな鶏むね肉を使用した粕汁です。豆腐も入れることで、低カロリーでもボリュームのあるレシピになっています。