とろろの栄養素と効能は?美容効果あり?成分が取れる食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】とろろに含まれる栄養素を知っていますか?とろろは独特のねばり気があって美味しい食材ですが、今回は、とろろの栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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とろろとは?
ねばり気があり、さっぱりとした味わいが特徴で栄養も豊富なイメージのあるとろろですが、その原料は何なのでしょうか。ここでは、とろろの原料や作り方について紹介します。
山芋・長芋どちらかをすりおろしたもの
とろろは山芋・長芋どちらかをすりおろしたもののことを表します。山芋はヤマノイモ科の芋の総称で、長芋もこのヤマノイモ科に含まれます。そのため、山芋・長芋どちらをすりおろしてもとろろと呼ばれ、どちらもねばり気があります。なお、長芋はたんぱくな味わいで、粘り気が少なく水分が多めです。
とろろの栄養素と効果・効能
カロリー | 65kcal |
---|---|
水分 | 82.6g |
タンパク質 | 2.2g |
糖質 | 13.9g |
食物繊維 | 1g |
脂質 | 0.3g |
*長芋100gあたり
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
健康に良いイメージのあるとろろですが、どのような栄養素を含み、具体的な効果・効能はどういったものなのでしょうか。ここでは、とろろが持ついくつかの効能について、含まれている栄養素にも触れながら具体的に説明するので参考にしてください。
(*とろろ(長芋)のカロリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
①むくみ解消
山芋には、カリウムが豊富に含まれており、体内の過剰な塩分を排出してむくみを解消する効果が期待できます。妊娠中はむくみに悩まされがちですが、山芋や長芋は妊婦が食べても問題ない食材なので、妊娠中のむくみ解消にも役立つでしょう。
②便秘解消
長芋には、水溶性食物繊維が豊富に含まれているのも特徴です。水溶性食物繊維は、腸内の老廃物や有害物質を体外に便として排出する働きがあるほか、腸内の善玉菌の餌になって便秘解消に役立ちます。便秘が続くと代謝が下がって太りやすくなってしまうので、ダイエット中の方はとろろを食べて腸内環境を整えるのがおすすめです。
林輝美
管理栄養士
便秘が続くとストレスにより、精神的に不安定になりやすいです。体がだるく疲れやすくなり、運動不足につながりさらに悪化していく可能性もあります。
③大腸ガンの予防
山芋の中にはジオスゲニンと呼ばれる、腸の炎症を取り除いて大腸ガンを予防する効果を持つ成分が含まれています。ジオスゲニンにはそのほかにも脂質の代謝を改善する効果、肥満を改善する働きなどがあるのが特徴です。