セロリはマイナスカロリー食材?糖質も低い?ダイエット中の食べ方・レシピのおすすめを紹介!
【管理栄養士監修】セロリのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、セロリのカロリー・糖質量を他の野菜と比較し、栄養素やダイエット効果を紹介します。セロリのカロリーを消費するのに必要な運動量や、食べ過ぎによる注意に加えてダイエット向きのレシピも紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
竹本友里恵
管理栄養士
セロリは水分量が多くカロリーが少ないので、他の野菜と比較して鮮度が落ちやすいです。冷蔵庫で保存する際は葉と茎を分け、立てて保存しましょう。1週間以内に食べきれない場合は冷凍保存もオススメです。食べやすいサイズにカットしてから冷凍する事で、1ヶ月保存する事ができます。
①食物繊維
セロリには100g中1.5gの食物繊維が含まれており、不溶性食物繊維のほうが1.2gで多い割合になっています。セロリは食物繊維が特別多い野菜ではありませんが、セロリに含まれる不溶性食物繊維は水分や体の老廃物を取り込み便のかさを増します。
その結果、腸を刺激して排便を促し取り込んだ有害物質を排出するため、大腸がんを予防する効能と共に便秘の解消に効果的です。便通がよくなることでダイエットの効果も表れやすくなるので、積極的に摂りたい栄養素です。(※2)
②カリウム
カリウムは体内のナトリウムの量を調節し、高血圧の予防といった効能があります。また、心臓や筋肉機能の維持にも効果があり、不足すると筋力低下や筋肉のけいれん、酷くなると麻痺や不整脈を起こすこともあります。その他にも、体の水分バランスをとり余分な水分を排出するため、むくみの解消にも効果的でセルライトの予防にも一役買うでしょう。(※3)
③ビタミンB1
ビタミンB1はセロリの葉の部分に多く含まれており水に溶ける水溶性ビタミンです。糖質や脂質などから体に必要なエネルギーを生産する効果があり、脳神経の正常な働きを保つ効能もあります。ビタミンB1は一度に多く摂っても尿として排出されてしまうので、継続的に摂取が必要な栄養素です。
豚肉やぬか、豆類に多く含まれており、不足すると疲れやすく食欲が減退するなどの症状が現れ、酷いと脚気を引き起こします。(※4)
④ビタミンB2
ビタミンB2はビタミンB1と同様セロリの葉に多く含まれています。こちらも水溶性で、皮膚や粘膜を健康に保つ効能や、タンパク質・脂質・糖質をエネルギーに変え代謝を助ける効果がある栄養素です。運動量が多くエネルギー消費が激しい人ほどビタミンB2が多く必要になるので運動を伴うダイエット中には欠かせません。
ビタミンB2は卵や乳製品、葉菜に特に多く含まれています。ビタミンB2は熱には強いですが水に流れ出やすいので、洗いすぎや調理した際は煮汁も一緒に食べるなどしましょう。また、光にも弱いため光が当たらないよう工夫して保存して下さい。(※5)
⑤ビタミンK
ビタミンKは脂溶性ビタミンで、食品から摂取するものと体内で作られるものがあります。効能は骨の形成と健康維持や正常な血管を保つ働き、また出血時の止血にも効果があります。ビタミンKは納豆に特に多く含まれますが、体内で作られる栄養素のため不足することはあまりありません。(※6)
⑥アピイン
アピインはセロリの独特な香りの成分のひとつで、イライラした気持ちを静める効果があります。また、ストレスからくる自律神経の乱れを安定させ、頭痛や肩こり、便秘なども和らげてくれます。季節の変わり目などでストレスを感じる場合には、セロリの香りを嗅ぐだけでもアピインの効能を期待できるでしょう。
(*セロリの栄養素やダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
竹本友里恵
管理栄養士
セロリの独特な匂いが苦手な人は、調理前に5分ほど冷水に漬けるのがオススメです。この作業で臭みを和らげる事ができます。セロリは肉や魚の臭みを取り除き、生で食べると食欲増進作用があるので、匂いが苦手な方は取り入れてみてください。
セロリの食べ過ぎには注意が必要?
沢山の栄養や効能があるからといってセロリを食べすぎると反対に体に悪影響を及ぼす可能性があります。ダイエット食としてなど、食事にセロリを取り入れる際は覚えておきましょう。