タラの芽の栄養価と効能は?成分を逃さない食べ方や食べ過ぎの注意点も紹介!
【管理栄養士監修】タラの芽に含まれる栄養素を知っていますか?その種類は多岐にわたります。今回は、タラの芽の栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。タラの芽の下処理する際の注意点や、レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
③β-カロテン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
570μg | - | - |
β-カロテンは摂取すると、体内で一部がビタミンAに変化する栄養素です。β-カロテンは活性酸素をの発生を抑えて取り除く抗酸化作用があり、がんの予防や抑制効果があるといわれています。さらにビタミンAの効能である発育を促して骨や肌の健康を維持したり、鼻やのどなどの粘膜を丈夫にすることも期待できます。(※4)
④ビタミンB1
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
0.15mg | 1.4mg | 11% |
ビタミンB1の効果・効能として、糖質をエネルギーに変える、神経機能を正常に維持するという作用があります。ビタミンB1が欠乏すると食欲不振、だるさなどの症状から、むくみを伴う脚気という病気にかかることもあるので、タラの芽を食べてしっかし摂取しておきたいところです。(※5)
⑤ビタミンC
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
7mg | 100mg | 7% |
ビタミンCはメラニン色素の生成を抑制する、コラーゲンを生成して皮膚や血管を丈夫にするなどの働きがあることが知られています。また、ビタミンCを摂取することで体内で脂質をエネルギーに変える働きを促すカルニチンが生成され、エネルギーを消費しやすくするという効果もあります。(※6)
⑥鉄分
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
0.9mg | 7.0mg | 13% |
鉄分は赤血球に含まれるヘモグロビンを構成し、細胞に酸素を運んで体内でエネルギーを生み出す際に必要な栄養素です。貧血の改善や疲労回復、筋肉機能の向上、美肌など多様な効果があるため、タラの芽を食べて効率よく摂取したいものの一つです。(※7)
⑦カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
460mg | 2500mg | 18% |
カリウムは筋肉や神経の機能を正常に維持するために不可欠な栄養素で、体内の余分なナトリウムと結合して体外に排出させることで細胞のミネラルバランスを整えています。むくみ防止に効果のある栄養素なので、妊婦さんやダイエット中に人はタラの芽を食べて摂取するのがおすすめです。(※8)
⑧エラトサイド
タラの芽には苦味成分であるエラトサイドが含まれており、糖の吸収を抑えて食後に血糖値が急上昇するのを抑制する効果があります。エラトサイドはタラの芽にしか含まれていない成分なので、旬の時期に美味しく効率よく栄養摂取することをおすすめします。
タラの芽の栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
タラの芽には様々な栄養成分が含まれているため、それを効率よく摂取できるよう食べ方にも注意したいところです。ここでは、タラの芽の栄養成分を効率よく摂れる食べ方を紹介します。