マーガリンが体に悪い・危険とされる理由は?プラスチックと同じ成分って本当?
マーガリンは体に悪い・危険と言わることがありますがなぜでしょうか?今回は、マーガリンは体に悪い・危険とされる理由や、プラスチックと同じ成分という噂の真偽について紹介します。マーガリンをバターに変えれば問題ないかどうかも解説するので参考にしてみてくださいね。
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マーガリンは体に悪いの?なぜ?
マーガリンはバターに比べて体に悪いと言われています。さらにプラスチックで出来ているという噂もあります。しかし、動物性油脂を原料とするバターより植物性油脂が原料のマーガリンのほうが体に良いという説もあり、賛否両論がある中どちらが体に悪いのでしょうか?ここではバターとマーガリンを比較しながら詳しい理由を解説していきます。
(*体に悪い食べ物について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
マーガリンが体に悪い・危険とされる理由は?
マーガリンは食べるプラスチックと呼ばれることがあるほど体に悪いとされています。実はバターと見た目は一緒でも含まれている成分に大きく差があります。
①マーガリンにはトランス脂肪酸が含まれる
マーガリンを固める練圧で水素添加という工程があります。水素添加をした際にトランス脂肪酸という成分が生成されます。このトランス脂肪酸は善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やす働きがあり、人体に悪影響を及ぼすとされています。(※1)
②高カロリー・高脂質で肥満を引き起こしやすい
カロリー | 脂質 | |
マーガリン(100g) | 758kcal | 82g |
マーガリン(パン1食分:10g) | 76kcal | 8.2g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※2)
マーガリンにはトランス脂肪酸のほかにも多価不飽和脂肪酸が含まれており、脂肪分を酸化させて肥満を引き起こす可能性があります。トランス脂肪酸も同様に過剰摂取すると動脈硬化や肥満を引き起こす危険があり、バターより高カロリー、高脂質なので摂取量には注意しなければいけません。(※3)
ただし「マーガリンは食べるプラスチック」という噂は嘘
マーガリンは「食べるプラスチック」と言われていますが、これは全くの嘘です。なぜこのような表現がされているのかというと、脂肪専門の化学学者たちがマーガリンの製造を「オイルをプラスチック化する」という言葉を使ったのが元ではないかと言われています。マーガリンの脂質エネルギーに変換することができるので、プラスチックとは似ても似つかない嘘です。
(*マーガリンの原料について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)