焼肉ですぐ下痢&腹痛になる原因・治し方は?事前に対策できる方法も解説!
【管理栄養士監修】焼肉を食べたらすぐに下痢&腹痛になったことはありませんか?今回は、焼肉で下痢&腹痛になる原因や、下痢&腹痛になった時の対処方法・治し方も紹介します。焼肉で下痢&腹痛にならない対処方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
焼肉で下痢&腹痛になった時の対処法・治し方は?
下痢や腹痛は痛みの度合いによって症状が異なり、痛みがあるままにしておくとさらにひどくなる場合があります。以下では、焼肉を食べて下痢や腹痛になった場合の対処法や治し方を紹介します。
①痛みに耐えられない場合は病院に行く
腹痛が激しく耐えられないときは速やかに病院に行き、以下のような症状がある場合には食中毒の可能性も考えられるので、医師に自身の症状を伝えましょう。
・吐き気
・嘔吐
・発熱
・倦怠感
食中毒の場合の発熱は大抵38~40度近くの熱が出て、場合によっては倦怠感も伴うことがあります。その場合は、軽度であっても無理せず体を休めて様子を見ましょう。吐き気や嘔吐を伴うときも重症化する可能性はあるので、我慢せず速やかに病院に行きましょう。
片村優美
管理栄養士
食中毒菌には症状が出るまでに潜伏期間があります。長い場合では1週間ほどかかることもあるので、食べたあと数日間は注視しておきましょう。
②水分を少しずつとる
下痢の症状がある場合は体内から多くの水分が奪われ、脱水症状になる可能性もあります。下痢になった場合、まずはしっかり水やスポーツ飲料水などを確保し、少しずつ水分を取りましょう。脱水症状になると頭痛などに加えて、意識がもうろうとし、最悪の場合、死に至る危険性もあります。
③下痢止めなどの薬を飲む
焼肉が原因で腹痛や下痢を起こした場合、下痢止めなどの薬を飲むことで一時的にその症状を和らげることができます。しかし、食中毒の場合に下痢止めの薬を飲むと、食中毒菌が胃腸から排出されないので、おすすめできません。食中毒が原因の腹痛や下痢の場合は、整腸剤を飲んで様子を見ることをおすすめします。
焼肉で下痢&腹痛にならないための対策は?
下痢や腹痛になった後の治し方は分かりましたが、下痢や腹痛になる前に対策をしておきたい人も多いでしょう。以下では、焼肉を食べて下痢や腹痛にならないためにできる対策を紹介します。
①よく噛んで食べる
消化不良を起こす原因の一つに、焼肉をほとんど噛まずに食べていることがあります。焼肉に限らず食べ物をよく噛まずに食べると、消化液で食べ物を溶かす際に消化器官への負担が大きくなり、下痢や腹痛の原因になります。焼肉の食べ放題などは時間制限もありますが、早食いを控えてよく噛んで食べましょう。
②赤身を選んで食べる
高級な肉を食べると必ずお腹を壊す人も多いですが、その原因として考えられるのが霜降りなどの脂身を多く含んだ肉を食べていることです。
比較的安価な焼肉屋でもロースやカルビなどの脂身の多い肉を選んで食べると、脂肪分を分解するために消化液が多く分泌され、下痢や腹痛の原因になります。過度な消化液の分泌を防ぐためにも、できるだけ赤身の多い牛や豚のももやヒレ肉も食べましょう。
(*赤身肉の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)