わさび菜とは?栄養や効能は?成分を逃さない食べ方や品種・旬の時期なども紹介!
【管理栄養士監修】わさび菜の栄養について知っていますか?今回は、わさび菜の栄養や効果・効能に加えて、成分を逃さないための食べ方や活用レシピのおすすめも紹介します。わさび菜の食べる際の注意点についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
免疫力を向上させ、風邪の予防に効果的なビタミンCもわさび菜には豊富に含まれています。ビタミンCは、体内の活性酸素を除去してくれる働きがあるため、アンチエイジング効果が期待できます。また、シミ・ソバカスのもととなるメラニン色素の生成を抑え、コラーゲンの生成にも必要不可欠です。美容を気にする人は特に意識して摂り入れたい栄養素です。(※2)
③ビタミンB2
わさび菜に含まれるビタミンB2は、脂質をエネルギーに変換する時に欠かせない栄養素です。体内の酸化された脂質を分解する効果があるため、肥満や生活習慣病の予防にも効果が期待できます。また、皮膚や粘膜の健康を正常に保つ効能も持っています。(※3)
④葉酸
水溶性のビタミンB群の1つである葉酸も、わさび菜に含まれる栄養素です。葉酸は全身に酸素を運ぶ赤血球を作る働きがあるため、貧血を予防してくれます。また、遺伝子の設計図であるDNAの材料でもあるので、体内で子供を育む妊娠中はもちろん、妊娠を計画し始めた時から積極的に摂取することが推奨されています。(※4)
⑤アリルイソチオシアネート
わさび菜にはアリルイソチオシアネートという辛み成分が含まれていますが、これはわさびやからしに含まれる辛み成分と同じもので、抗ガン作用があると言われています。抗菌・抗カビの効果も高いため、食虫毒の予防にも効果的です。唾液を分泌させ、食欲を増進させる効能も持っています。
加藤 心
管理栄養士
さまざまな栄養素を含むわさび菜ですが、中でも滋賀県のブランド野菜である「愛彩菜」には、ほうれん草の2〜3倍のカルシウムが含まれているそうです。
わさび菜の栄養成分を逃さない食べ方は?
わさび菜には様々な効果効能が期待できる栄養成分が含まれていると紹介しましたが、栄養成分を逃さず食べるにはどのような方法があるのでしょうか。おすすめの食べ方を紹介します。
①植物油で加熱調理する
わさび菜はゴマ油や菜種油などで炒めて食べるのがおすすめです。わさび菜に含まれるβカロテンは脂溶性のため、植物油と一緒に熱を加えることで栄養成分が油に溶け出し、体内に吸収されやすくなります。(※6)
加藤 心
管理栄養士
サラダとして生で食べる場合は、マヨネーズやオリーブオイルなどの油を使用したドレッシングと一緒に食べることで同様に吸収率がアップします。
②水にさらしすぎない
わさび菜に含まれるビタミンCやビタミンB2、葉酸は水溶性の栄養素です。水溶性の栄養成分は長時間水にさらしてしまうと、水に溶け出して失われてしまいます。水洗いする場合は流水でさっと洗う程度に止め、水にさらしすぎないようにしましょう。(※5)
③汁物に入れて食べる
わさび菜は汁物に入れて食べる方法も、栄養成分を逃さないためには良い食べ方です。水に溶け出してしまう水溶性の栄養素も、汁物として毎食べることで栄養素を余すところなく摂取できます。味噌汁やスープ、鍋と相性が良く、美味しく頂けるのでおすすめです。