夜寝る前に牛乳を飲むメリットは?ダイエット・美容へ効果的?デメリット・注意点も解説!
【管理栄養士監修】夜寝る前の牛乳は体にいいのかどうか知っていますか?今回は、寝る前の牛乳の<睡眠・美容・ダイエット>への効果・メリットや、デメリット・注意点も紹介します。〈きな粉・はちみつ〉など、寝る前のアレンジ方法のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
④疲労回復を促す
夜寝る前に牛乳を飲むことで、疲労回復を促すことができます。人間の体内で分泌される成長ホルモンは骨や筋肉の産生や修復を促進することで疲労回復に役立ちますが、成長ホルモンの働きが強まるのは22時から翌2時頃です。
骨や筋肉の産生や修復にはたんぱく質やカルシウムが必要になり、牛乳にはそれらが豊富に含まれているため、夜寝る前に飲むことで疲労回復が促されます。
⑤便秘を解消する
牛乳にはラクトース(乳糖)が含まれていることは前述しましたが、これが腸に届くと善玉菌である乳酸菌のエサとなります。腸内で乳酸菌が増えて腸内環境が整うと、便通が促進されるので便秘解消につながるのです。なお、便秘解消によって体内の老廃物が減ることは、美容にも役立ちます。
広瀬陽香
管理栄養士
就寝前の牛乳摂取はジュニア期のアスリートにもおすすめです。就寝中は成長ホルモンの分泌が多くなります。その際に、体の成長や修復を行ってくれるのです。また、就寝中は骨芽細胞による骨の合成やカルシウム沈着も優位になるため、その時にカルシウム・タンパク質などの材料となる栄養素が揃っていることは大切です。
寝る前の牛乳のデメリット・注意点は?
ここまで夜寝る前に牛乳を飲むと健康や美容に良い効果があることについて説明しましたが、牛乳はカロリーが高く甘み成分も含んでいるので、デメリットも気になるところです。ここでは、寝る前に牛乳を飲むことのデメリットと注意点を説明します。
①虫歯にならないように歯磨きを忘れない
牛乳にはラクトース(乳糖)と呼ばれる甘み成分、つまり糖分が含まれているので、寝る前に飲んだ時には必ず歯磨きをしましょう。口の中にラクトースが残っていると、虫歯の原因になりかねません。虫歯は健康にも悪影響を及ぼすので、健康のために寝る前に牛乳を飲むことが逆効果にならないよう注意してください。
②飲みすぎると太る
牛乳は決してカロリーは低くないので、飲み過ぎると太ってしまいます。また、日本人の胃は欧米人と比べると牛乳を消化しにくいため、日本人の1日の牛乳摂取量は200mlから400mlといわれています。寝る前であれば、コップ1杯程度にとどめるのがおすすめです。
(*牛乳を飲むと太るのかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③冷たい牛乳を飲むと基礎代謝が下がる
寝る前に冷たい牛乳を飲むと、体を冷やして基礎代謝を下げる可能性が高まります。前述したリラックス効果を高める意味でも、夜はホットミルクを飲むことをおすすめします。体が温まることで代謝が上がるだけでなく、より入眠効果も得やすくなるでしょう。
広瀬陽香
管理栄養士
牛乳の栄養価をとりつつも脂質量を抑えてカロリーを下げたい場合は上記にもあるように牛乳の種類を変えて「低脂肪」や「無脂肪」等にしましょう。
脱脂粉乳にすることも1つです。うまく選択してより自分の現状に合ったものをとっていきましょう。
寝る前の牛乳のアレンジ方法のおすすめは?
夜寝る前に牛乳を飲むだけでも、健康や美容への効果は期待できますが、アレンジを加えることでより高い効果を期待できます。ここでは、寝る前の牛乳のアレンジ方法を3つ紹介します。