ピーナッツの食べ過ぎは太る?悪影響?適切な摂取量や健康効果なども紹介!
【管理栄養士監修】ピーナッツの食べ過ぎは体に悪いと知っていますか?今回は、〈太る〉〈腹痛・下痢や胃痛〉〈ニキビ〉などピーナッツの食べ過ぎによる悪影響や1日の摂取量の目安を紹介します。ピーナッツを適切に食べた時の健康効果も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
④認知症予防・記憶力の向上
ピーナッツに含まれるポリフェノールにはレスベラトロールという成分があり、ピーナッツのほかに赤ワインにも多く含まれています。ポリフェノールはもともと抗酸化作用が高いので、細胞の老化予防や紫外線のトラブルを防止する効果は認められていましたが、レスベラトロールが最近になって認知症の予防や初期症状の改善に、効果が期待できることが分かりました。
レスベラトロールは、脳の中の海馬を刺激したり、老化で失った神経細胞を再生させることで、神経細胞の機能・記憶力の向上や、忘れかけていたことを思い出させてくれます。また、ピーナッツに含まれる「レシチン」といった成分にも、脳の神経細胞の働きを活発にする効果があり、これも記憶力向上に一役買っていると考えらえれています。(※9、10)
⑤乳がんのリスク低減
海外で、9〜15歳の女性でピーナッツバターなど植物性のタンパク・脂肪を、毎日摂取している人とそうでない人の乳がんの発生率を調査した研究があります。その研究では、毎日ピーナッツバターを食べている人は、乳がんのリスクが39%も減ることが分かったそうです。このことから、ピーナッツには乳がんリスク低減の効果があると言われています。(※1)
(*ピーナッツの栄養価や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ピーナッツは正しく食べれば健康に良い
ピーナッツはカロリーも脂質も高いですが、老化防止から認知症の防止まで有効な成分の詰まった食べ物です。きちんとピーナッツの特性を理解して食べれば、非常に健康に良い食材ですね。