菜の花の栄養価と効果・効能は?食べ過ぎの注意点や食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】菜の花にはどんな栄養成分が含まれているか知っていますか?今回は、菜の花の栄養価や効果・効能のほか、〈食べ過ぎ・アレルギー〉など食べる際の注意点を紹介します。菜の花の栄養価が取れる食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ビタミンCにはコラーゲンの生成サポートやメラニン色素が過剰に生成されるのを防ぐ働きがあります。そのため美肌効果があることで知られます。さらにビタミンCには抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果も期待できるのです。(※4)
シェルファ
管理栄養士
ビタミンCの含有量は野菜の中でもトップクラスです!
④食物繊維
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
4.2g | 20g | 20% |
菜の花には水溶性と脂溶性両方の食物繊維が含まれているため、腸の中で水分を吸収することで便の量を増やしたり、腸の動きを活発化させる効能があります。胃でも水分を吸収してふくらみ、満腹感を得やすくなるので、ダイエット効果も期待できるのです。(※5)
⑤鉄分
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
2.9g | 7g | 43% |
菜の花にはほうれん草よりも多い鉄分が含まれており、赤血球に含まれているヘモグロビンを構成し、全身の細胞に酸素を運ぶ働きを担います。さらに鉄分には、貧血予防や肝臓の解毒などの効能もあるのです。(※6)
⑥葉酸
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
340μg | 240μg | 142% |
菜の花は野菜の中でも葉酸の含有量がトップクラスで、特に妊娠中の女性におすすめです。葉酸は細胞の分裂やDNAの合成と深くかかわる栄養成分であり、貧血の予防や胎児の正常な発育をサポートする効果があることで知られています。(※7)
⑦リン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
86mg | 1000mg | 9% |
ミネラルの一種であるリンはカルシウムと結合することで、骨や歯を生成する働きを担っています。その他にも糖質の代謝をスムーズにする効能があるため、ダイエット効果も期待できます。(※8)
⑧カルシウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
160mg | 650mg | 25% |
菜の花は野菜の中でもカルシウムの含有量が豊富で、骨や歯の生成と健康維持に欠かせない栄養成分の一つです。カルシウムには骨や歯を丈夫にする以外に、骨粗しょう症予防効果もあります。
さらに、筋肉の収縮や正常な神経伝達を行うことにも役立っているのです。(※9)
シェルファ
管理栄養士
そのほかにも、アブラナ科の野菜にだけ含まれるイソチオシアネートはがん予防にも効果が期待できると言われています。